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派遣社員にかかわる法律について

【掛け持ち・副業】を派遣で実現するために大切なポイントまとめ

2019年8月2日

派遣という働き方は、紹介予定派遣を除いて非正規といわれるスタイルなので、この特性を利用して仕事を掛け持ちしようと考える方は多いと思います。

結論から先に述べてしまいますと、法的には仕事の掛け持ちは違法ではないので、やるなら自己責任の中でやることが答えです。

ただ、万全を期すためには、勤め先が副業を禁止しているというなら、例えそのルールに法的な効力はないにせよ、隠さず相談した方が後々良いでしょう。これについては、後ほどまた取り上げます。

ここでは、派遣を利用して仕事を掛け持ちするときに、知っておきたい知識やポイントなどをまとめています。仕事を探すときに何か参考になれば幸いです。

複数の仕事を掛け持ちすることは違法?

冒頭で既に述べましたが、複数の仕事場で働くことは違法ではありません。そもそも、副業や掛け持ちで仕事をする場合、自分のプライベート時間を利用して働くわけですから、規制が入るのはおかしいですよね。

日本の労基法では、原則一日8時間・週40時間労働を超える場合には、割増賃金を支払うルールがあります。これは、就業場所が複数ある掛け持ちの方も対象となります。

例えば、ファミレスで一日4時間労働、続いて警備員を7時間やっていたとしたら、「4 + 7 = 11時間」となるので、超過分の3時間は割増賃金となるのが法律上のルールです。

第三十八条  労働時間は、事業場を異にする場合においても、労働時間に関する規定の適用については通算する。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/05/s0514-5b7.html

「事業場を異にする場合」というのは、雇用主が複数いる場合も含むという意味になります。では、割増賃金は誰が払ってくれるのか?という問題に移りますが、これに関しては調べても明確な回答を得ることが出来ませんでした。主な説としては、以下の2つが有力なようです。

  • 2番目に労働者を雇った雇用主が超過分の残業代を支払う
  • 雇用主同士で話し合いの末、どちらが負担するかを決める

一応、前者の2番目に雇った雇用主が、超過分の残業手当を負担するのが行政としての見解らしいのですが、どっから残業代がつくのかを誰がどのように判断するのかが不明瞭なルールですし、ぶっちゃけ労働者側が告発しなければバレることもありません。

営業マン前田
残業時間の加算問題はわかりにくい仕組みです。

労働者にとっては良い仕組みですが、誰がどのように判断するのか、わかりづらく、残業負担をしなくてはいけない企業に取っては、ダブルワークしていない人の方が良い?と考えるきっかけを与えてしまいます。

国がダブルワークを推進するのであればこのあたりをもう少し練り直して運用してもらいたいと感じます。

大手派遣会社の実際の対応は?

それでは、今度は雇用側の見解としてはどうなのか?と思い、大手派遣会社のHPをサッと調べてみると、ほとんどが実のある回答を得られない結果となりました。

  • テンプスタッフの見解・・・法律上は副業も可能。ただし、派遣元によっては禁止のところもあるので、その場合には就業規則に従うべき。
  • リクルートスタッフィングの見解・・・HPに記載なし。
  • マンパワーの見解・・・HPに記載なし。
  • ヒューマンリソシアの見解・・・HPに記載なし。
  • スタッフサービスの見解・・・派遣社員の副業を禁止。
  • テクノサービスの見解・・・HPに記載なし。
  • ランスタッドの見解・・・HPに記載なし。
  • アデコの見解・・・HPに記載なし。
  • パソナの見解・・・HPに記載なし。

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登録しておきたい優良大手派遣会社7選

明快に記載しているのは、スタッフサービスのみでした。ただ、実際に就業が決まれば派遣元の就業規則に従って働くことになるので、渡されるガイドブックなどには記載があるのかもしれません。

僕は派遣やアルバイトのダブルワークの経験はないんですが、聞いた話やネット上の情報を総合すると、派遣元としては副業やダブルワークを希望する労働者をあまり歓迎はしないでしょう。

雇用主としての責任がある

例えば派遣登録に来たスタッフがダブルワークを希望していて、すでに他社で就業中だったとします。日中は7時間フルでしっかり働いていて、もっと稼ぎたいからと週末の土日休みで仕事を探していたとしたら、そこに仕事を紹介してしまうと、一日も休みがなくずっと働き続ける環境を作り上げることになります。

日本では雇用主としての労働者の勤怠管理の責任を強く問われる傾向にありますので、例えば疲労や寝不足によって起きた事故やケガなどを、お前のところの仕事紹介が原因だ!とされれば、信用問題にかかわりますし、リスクがとても大きいです。

ですので、派遣会社はスタッフサービスのように禁止にしてしまうところや、「副業やダブルワークは、一日8時間以内に労働時間が収まるようであれば仕事紹介しますよ」といったスタンスの派遣会社も多いわけですね。

これが、冒頭で述べた「派遣での副業やダブルワークは自己責任」という本当の意味です。

法的には「雇用主が変わっても労働時間は通算しますよ」というルールがある以上、長時間労働をする派遣スタッフに対して、派遣元は雇用主としての責任は問われるというわけです。

情報漏えいの問題

「派遣は非正規」といっても、人によっては派遣先の重要なポジションで働くことになったり、時には機密情報に触れる機会もあると思います。

そういった方が、例えば派遣先の競合企業でダブルワークをしていたとしたら、これも大問題です。派遣で働いていたスタッフから情報が洩れて、筒抜けだったとなれば大損害となるので、雇用主が許可していても派遣先が禁止とするケースもあります。

結局のところ、法律で規制がないといっても、派遣元・派遣先にはそれぞれに責任が課せられるため、すべて自由にやれるわけではありません。求人毎に話も違ってくるので、良く確認しながら進むようにしましょう。

派遣の掛け持ち登録はOK

一応、混乱を避けるために説明を入れておきます。

派遣会社への登録は何社に申請してもOKです。

派遣登録というのは、自分の就業希望条件を登録して、その条件に合った求人が出てきたときに紹介を受けられるようにするのが目的です。登録する段階では派遣元にとってはお客さんのようなもので、雇用主と従業員の雇用関係がないので、ここに制限が入ることはありません。

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派遣の掛け持ち面接もOK

「では面接は?」というところですが、これも同様に面接(※顔合わせといいます)を受ける段階では雇用契約を結んでいないので、何社応募しても法的には問題はありません。

ただし、すでに派遣先との顔合わせや職場見学も済んで、後は契約だけといった具体的な話が進んでいるにもかかわらず、直前になって別の仕事へ就いたりすると、派遣元・派遣先双方からの信用は失うでしょう。

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バイトなどの掛け持ちがバレることはあるのか!?

仕事の掛け持ちは、「正社員 + 派遣」「正社員 + アルバイト」「派遣 + 派遣」「派遣 + バイト」「バイト + バイト」という風に、色んな組み合わせがあるかと思いますが、いずれにせよメインとする本業があって、副業としてダブルワークをする方は「本業の会社にバレたくない!」と悩むケースがあると思います。

結論から言うと、掛け持ちや副業は給与所得であれば本業へバレてしまいます。

給与となるとなぜバレてしまうのかというと、労働者を雇った会社は役所へ”支払った給与額を申告する”ためです。

本業で働く会社の担当者は、役所から通知される従業員の住民税額を給与から差し引かなければいけませんので、当然見ることになります。役所へ集まる自分の給与額は、副業分も含んでいるので実際の住民税額が高くなっています。

そこで、「○○さんの住民税額が去年よりやたら高くなっている」といった変化に気づき、バレてしまうというわけです。
ただし、副収入というくくりでいうと、例えばネットオークションで私物を売って儲けたとか、個人で請け負った仕事などの収入は「雑所得」といわれる区分となります。これは、年間20万円以下なら確定申告の必要もないですし、20万以上でも「雑所得」で申請することになります。
ただ夜の仕事であったり、そもそも雇用側が役所へ申請していないといったことであれば「バレない」として確定申告をしないグレーな部分もあるようです。個人的には、そこまでリスクを背負うよりは、正直に勤め先に相談を持ち掛けた方がうまくいくのではないかと思います。

雇用保険や社会保険の加入はどうすれば良い!?

基本的に、雇用保険や社会保険の加入手続きというのは、一社で行うことになります。それぞれに加入条件がありますが、条件を満たす職場で手続きをすることになり、勤め先が複数であっても加入するのは一回のみです。

保険の加入手続きは、雇用者側の責任となります。しかし、厚労省の調べによると、条件を満たした労働者の雇用保険・社会保険の加入手続きは義務であるにも関わらず、未加入のまま働かせる悪徳事業者も後を絶たないそうです。就業先の給与明細などは必ず中身を確認するとともに、きちんと保管するようにしておきましょう。

営業マン前田
雇用保険、社会保険の加入は一定要件を超えた段階で強制加入ですから、もし派遣会社での就業比率が高い場合は派遣会社での業務をメインと考え、社会保険に加入することが良さそうです。

個人事業での売上実績等も関係ありますので派遣会社や社会保険労務士に相談をしておきましょう。

掛け持ちや副業・ダブルワークにおすすめの派遣会社

文中でも触れたように、大手派遣会社であっても本業がある状態で仕事を探している求職者に対しての対応は慎重です。

しかしそれは、大手のみならずどこの派遣会社を利用しても同じでしょう。派遣元にとっても労使トラブルは避けたいところなので、契約内容通りの労働力を提供できる人材でなければ、仕事の紹介はしません。

こう書いてしまうと、本業をしながら派遣で仕事探しをすることが厳しいように伝わってしまうと思いますが、自分の希望に合う求人を代わりに探したり提案してくれる派遣会社の存在というのは、一度登録してみるとわかりますが一人で探すよりも便利で心強い味方となります。

「当社は掛け持ち就業をサポートします!」といった営業方針の派遣会社はありませんから、素直に幅広いタイプの求人を取り扱う大手の派遣会社へ登録してみるのが仕事が見つかる近道になると思います。
当サイトで登録利用をお勧めしている大手派遣会社の詳細情報は、下記のリンクにまとめてありますので、検討する際に閲覧して頂けたらと思います。

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登録しておきたい優良大手派遣会社7選

あと、派遣でなくてもいいなら、自分の空いた時間に働ける日雇い派遣などもオススメです。
僕も過去に数回やったことがありますが、本業をしつつ日雇いで働く方も結構いらっしゃいました。

営業マン前田
派遣会社には働き方改革の先頭に立って頂きたい。

企業から多くの仕事依頼を受け、多くの登録者を抱えている派遣会社が仕事スタイルを提案出来るようにならなくては意味がありません。

派遣スタイルだけではなく、企業に対しても効率的かつ有効な業務形態を提案できる派遣会社が今後、業界をリードしていくと感じています。

まとめ

正社員など長く大切にしたい本業の居場所があるという方は、派遣やバイトを利用した仕事の掛け持ちはなるべくオープンにして働くようにしましょう。

もし仮に、ある程度の重要なポストについていたとしたら、掛け持ちによる疲労が原因で仕事に支障をきたし、致命的なミスによって企業にダメージを負わせたなどとあっては、懲戒処分の可能性もあります。

「派遣を利用しようかな」と思っても、本業が忙しくなかなか登録へ行けないという方は、「夜間登録会」や「土曜登録会」といったことをやっている派遣会社も多いので、利用してみると良いかと思います。

本業が忙しかったり、残業が多い環境では、派遣の利用は厳しいかもしれません。しかし、バイトなどと掛け持ちをする分には、労働条件がきっちり決まる派遣は便利なシステムといえます。

繰り返しになりますが、掛け持ちであっても一度仕事を引き受けて契約を結ぶ以上は労働者にも責任がありますから、派遣先や周りの従業員に迷惑をかけないよう責任をもって取り組むことが大切です。

営業マン前田
昔はタブーだったダブルワークも働き方改革で副業がクローズアップされ、大手企業でも「認める」企業が増えてきています。

終身雇用が成立しなくなって来た昨今、このような働き方は求められていますし、しっかりと生計を立てられる仕組みが作れれば働くことへのストレスが軽減されるのではないかと願っています。

派遣形態はそんなストレスフリーな働き方を推進できる雇用形態の1つではないでしょうか。

僕も大手派遣会社に複数登録をしてから高時給の案件を紹介して頂けるようになりました。これから派遣で働くという方は、下記の派遣会社には是非登録をしておきましょう!

第1位.アデコ

アデコ

大手派遣会社「アデコ」は、紹介予定派遣求人に強く、就業支援に強い特徴があります。

世界60ヶ国の国と地域に、約5,000ものネットワークを保有する世界業績ナンバー1のアデコだからこそ、自信を持ってオススメします。

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第2位.テンプスタッフ

日本国内でトップクラスの求人数・拠点数・職種数が魅力のテンプスタッフなら、人気の事務系求人を中心に希望の仕事が見つかる可能性がアップするでしょう。

日本全国で求人を取り扱っており、拠点が豊富な上、来店不要のオンライン登録システムもあります。

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第3位.パソナ

パソナlp

これまでに7連続口コミ人気ランキング一位獲得をされている、創業から40年の実績あるパソナ。

女性の社会進出・推進に力を入れている大手企業ですので、オススメです。

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第4位.スタッフサービス

スタッフサービス オー人事ネット

「オー人事」のCMで有名なスタッフサービスは、派遣で人気のオフィス系求人に強い大手派遣会社です。

スタッフサービスは、47都道府県すべてに対応可能なので、利用しやすい派遣会社と言えます。

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第5位.マンパワーグループ

「マンパワーグループ」は、日本で最初に設立された大手人材派遣会社グループです。

マンパワーグループでは、創業から50年以上の長い歴史の中で培ってきた、各地域の優良企業とのパイプが多数作り上げられているのが大きな長所です。
マンパワーグループに登録すれば、他社より有利に求人探しを進めることができます。

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6位.ランスタッド
ランスタッドは、世界規模で実績のある大手です。
主にオフィス系と製造系の求人を取り扱っており、単発求人も豊富な為、学生なども利用しやすい特徴があります。

7位.テクノサービス
テクノサービスは、スタッフサービスグループの派遣会社です。
仕事内容は、おもに「製造」「軽作業」などの工場系の紹介を得意としており、派遣就業未経験者でも働ける求人が豊富です。

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