派遣スタッフとして、日々頑張っているのに評価されず、社内ではヨソ者扱いされて肩身の狭い思い・・・。派遣で働いていると、そんな辛い思いをすることも珍しくありません。
そんな孤独感から派遣先や派遣会社に不満を募らせ、転職を繰り返すようでは、実績が評価されず年齢と共に就業のチャンスがどんどん少なくなってしまうかもしれません。
期待されている以上の働きが出来ているか?
僕は前に働いていた会社では、社会人として一人前になるには「言われたことは出来て当たり前、期待されていた以上の働きをすること」と教えられてきました。
低評価に納得のいかない人の中には、指示を受けて仕事を要領よくこなしただけで、時給や待遇面が向上すると思ってないでしょうか?
会社からすると、労働力という観点から見れば正規も非正規も一緒です。組織の歯車として皆働いている中で一歩抜きん出て評価を受けるためには、業務に関わる改善案を出したり結果を残すことです。
「派遣」という枠の中でやっている内は、周りの評価は変わらないでしょう。ちゃんと頑張っていても「頑張ってるね」「よくやってくれてるね」で終わりです。
派遣という立場を忘れてみる
僕は正社員も派遣も経験しています。それで気づいたことは、「社内評価」という面からいえば、派遣も正社員もあまり関係がないように感じます。
というのも、正社員で周りから見てもすごく頑張っているのに、何年も評価されず昇進できない人もいますし、逆に派遣やアルバイトであっても、どんどんチャンスを掴んでいく人も見てきたからです。
ですから、雇用形態に囚われずに、まずは目の前の仕事に真剣に向き合ってはどうでしょうか?
僕は最近、派遣先では「自分が派遣スタッフだ」という自覚がありません。派遣先企業の一員として、結果を残すために思ったことやアイディアをどんどん上司にぶつけています。
といっても、僕の意見が通ったことがないんですが(^_^;)それでもそうやって、他人事じゃなく業務への参加意識を持つことが大事なんじゃないかと最近思っています。
今の仕事は3ヶ月スパンで契約更新されていきますが、期間満了となったときに契約更新してもらえるかどうか、この期間の働きぶりによって決まると思うと、身の引き締まる思いです。こういった緊張感は、正社員のときにはなかった感情です。
うわべだけの協力者にならない
時給で働く派遣スタッフは、働いた時間だけ労働力の対価として給与が支払われます。
そして、その給与の出所は派遣先の業績にかかっています。業績をあげていくには正規も非正規も関係なく、個々の力を最大限に発揮していくことが重要です。
「自分は派遣だから」とうわべだけの協力者のような感覚で働くのは、もう止めにしましょう。派遣スタッフも参画意識を持って働いていくべきだと僕は思っています。