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人材派遣

中卒が派遣を利用したときのメリットとは?学歴不問の理由を解説

学歴コンプレックスを持つ女性

最終学歴が中卒あるいは高卒までしかない場合、学歴コンプレックスによってなかなか転職活動に積極的になれない人は多いと思います。
転職活動するにしても、企業側が「高卒以上」の条件を出しているケースも少なくありません。

仮に面接を受けられたとしても、他の応募者で自分とまったく能力の同じ人がいたら、学歴が原因で不採用となってしまうこともあり得ます。

しかし、これが派遣なら、学歴が原因で働けなくなることはまずありません。

当サイトおすすめ派遣会社

テンプスタッフ

国内大手派遣会社であるテンプスタッフは、常時15,000件の案件を保有し、希望のお仕事を探すことが可能です。

スタッフサービス

スタッフサービスは、派遣業界トップクラスの営業力があるため、登録から仕事紹介までのスピードが早く、未経験者から実務経験者まで幅広いユーザーから支持を集めています。

パソナ

パソナは、就業中のサポートはもちろん、キャリアカウンセリングや研修・セミナーによるスキルアップ環境が整っているため、「また働きたい」と思える大手の優良派遣会社としてその地位を確立しています。

派遣会社は学歴の確認はするが職歴で評価をする

派遣会社は学歴ではなく職歴で評価する

※タップして拡大

派遣のしくみについて、分からない方のために概要を説明すると、以下の流れで進みます。

  1. 派遣会社に無料登録する
  2. 派遣会社に希望就業条件を伝える
  3. 希望就業条件に合った求人があれば紹介してもらう
  4. 求人エントリー後、採用が決まれば就業スタート

派遣で働くには、まず派遣会社へ無料登録を申し込む必要がありますが、マイページの入力や、履歴書の提出によって、最終学歴が派遣会社へ伝わることになります。

メモ

マイページとは、派遣会社の公式サイト内で開設される自分専用のページのこと。
最近の大手派遣会社では、マイページに学歴や職歴を入力するシステムが多い。

派遣会社は自社から紹介する求人で働ける人材であれば、たとえ中卒であっても登録を拒否することはまずありません。

テンプスタッフの学歴に対する評価

学歴よりも経験やスキルが重視されるため、学歴を参考にすることはあっても、雇用の可否は左右されません。逆に言えば、いくら学歴が高くても、派遣先が求めるスキルや経験を持っていなければ、採用が難しいということです。

引用元:

テンプスタッフ

上記でも記載されているように、派遣先が求める労働力を提供できるかどうかが派遣会社の評価基準なんですね。

派遣先企業はスタッフの職歴しか確認・評価しない

派遣先企業から派遣会社へ、学歴を含む個人情報を提示を求めることは、派遣法で禁じられています。
よって、通常の企業面接で必ず行われる書類選考が、派遣先企業では行われないんですね。

つまり、派遣先企業は、学歴によって合否を決めることがありません。
また、学歴の差によって給料や時給額に差をつけるといった、新卒にあるような格差は存在しません。

派遣先は何を見てるの?

なお、派遣会社からスタッフ情報を派遣先企業へ提示するときは、顔写真のないエントリーシート(※派遣会社によって呼び方が違います)を使用するため、個人の特定がなされないよう配慮をしてもらえます。
エントリーシートには、「氏名」「性別」「年齢」「職歴」などが記載されていますが、派遣スタッフ本人へ許可を得た上で派遣先企業へ提示する流れとなります。

長谷川
ちなみに、派遣スタッフから派遣先企業へ自発的に履歴書などの書類提出をすることは、派遣法違反にはなりません。

派遣登録を申し込むと、職歴の評価だけでなく、ワードやエクセル、タイピングスキルなどをテストするスキルチェックも実施されます。
学歴よりもむしろ、スキル面で良い成績を出せるよう準備をしてください。

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【結論】中卒・高卒が派遣で働ける理由

ジョブズリサーチセンター調査結果グラフ

※タップして拡大

最後に、「では派遣はどうやって評価されるの?」と疑問が湧きますよね。
この疑問に対して、人材業界最大手リクルートグループの調査期間「ジョブズリサーチセンター」が公開している調査結果に一つの答えが明示されています。

上の図を見てください。
派遣社員の「受入」「教育」「評価」いずれかを担当する正社員や役員・経営者715名を対象に、「何があればあなたの会社に勤められると思うか?」を各雇用形態別にヒアリングしたアンケート結果です。

評価をする項目に、「学歴」はありません。
「仕事に必要な専門知識」「実践力」の項目がもっとも高い回答率となっています。

つまり、派遣先企業としては、人材が必要なときに、任せた業務をこなしてくれれば良いわけですね。
派遣スタッフに「経験とスキル」が備わっているかどうかがポイントになってきます。

紹介予定派遣の面接は例外

ただ、紹介予定派遣となると、学歴も評価に関わってきます。

メモ

紹介予定派遣とは、派遣先で1~(最大)6ヶ月間の就業期間を経て、派遣先と派遣スタッフ双方の合意があれば、直接雇用が成立するシステムです。

紹介予定派遣は、最初にお試し期間として派遣で働くこと以外は、基本的に中途採用面接と変わりありません。

関連ページはこちら ↓
紹介予定派遣の実際と派遣会社の選び方

ハケン営業 前田
紹介予定派遣は【面接】なので学歴基準を設けている企業がある場合は選考対象になってしまいますね。

ただし!

紹介予定派遣は、登録した派遣会社の紹介を通して派遣先へエントリーする流れなので、いつもなら履歴書だけで弾かれるような大企業に入社できる可能性はゼロではありません。

「派遣は即戦力」を求められますが未経験者でも働けます

とくに、若いときにご結婚された主婦の中には「学歴だけじゃなくて職歴も自信ないんだけど…」という方も多いと思います。

では、学歴・職歴どちらも自信のない方は、派遣で働けないでしょうか?
もちろん、今の派遣は未経験からでも働ける求人はたくさんあります。

しかし、上述したように、派遣先は「即戦力」を希望しているのも事実ですので、学歴・職歴ともに自信のない方は、以下のポイントを押さえておいてください。

  • 未経験でも簡単にできる職種を選ぶ
  • スキルアップ研修が充実した大手を選ぶ

今の日本企業のほとんどが、自社で教育できるだけの体力が残っていないため、各大手の派遣会社はそれぞれスキルアップ研修・セミナーの体制強化を図っています。
研修制度の充実度に関しては、下記の記事もご確認ください。

関連ページ↓

学歴詐称は派遣会社や派遣先企業にバレる?

これまで述べたように、派遣で働くときに学歴が高評価につながる確率はかなり低いです。
よって、バレるバレないにかかわらず、学歴詐称はすべきではありません。

万が一、派遣登録のときに学歴詐称をした場合、裏取り調査を行うところはまずないので、バレることはないでしょう。
派遣先企業に関しては、先ほど解説した通り、そもそも学歴情報が伝わりません。

ただ、レアケースとして、派遣先企業から直接雇用のお話をもらい、中途入社した場合は、雇用保険の加入時期などからバレてしまうでしょう。

注意ポイント

繰り返しますが、派遣は学歴を評価してもらえることはほぼないため、リスクを冒してまで学歴詐称をするメリットがありません。

【筆者の派遣体験談】学歴に対する派遣会社、派遣先企業の反応はどんな?

どこの派遣会社登録でも、「最終学歴」と「直近の職歴」は必ず聞かれたり登録します。

筆者は、これまで20社以上派遣登録してきましたが、学歴に興味を示した派遣会社は1社もありませんでした。
それよりも、やはり過去の職歴を見てこれまでやってきた仕事内容やスキル面のお話が主体となります。

メモ

※1~2回「どんなことを勉強する大学なんですか?」と聞かれたことはあります。
しかし、だからといってどうということもなく、仕事紹介や評価にプラスに働いたということはありませんでした。

ハケン営業 前田
派遣元が仕事をしてもらうにあたって学歴を重要視することはありません。

もし、気にされる可能性があるとすれば未就業、未経験の場合に「年齢やビジネスマナーも含め大丈夫かな」と懸念される可能性はあります。

就労経験がある場合、それほど気にする必要は無いです。

まとめ

派遣と学歴の関係についてまとめると、下記の通りです。

  • 派遣会社へ登録するときは学歴も登録するが、評価とは無関係
  • 派遣先企業へは学歴情報は伝わらない※ただし紹介予定派遣は例外
ハケン営業 前田
結論から言うと、派遣で働く限りは学歴を気にする必要はありません。
実力で結果を残してください。全く気にしなくて結構です。

たまに、「派遣先は学歴で評価しないから、大企業でも学歴フィルターに引っかからず働ける」「派遣から働いて評価されれば直接雇用を目指せる!」といった前向きな意見を他サイトで見かけますが、筆者としては、派遣から正社員雇用を目指すのは、よほど入りたい企業でもない限りは、避けた方が賢明だと考えています。

なぜなら、派遣先企業は終身雇用をするだけの資金力がないことや、中途採用を希望していない理由から派遣スタッフを使うケースが大半だからです。
初めから採用枠のない企業で頑張るくらいなら、派遣で働きながら転職先を探した方が建設的です。

人材派遣のしくみや基礎知識、派遣のメリットデメリットについてはこちら➡ 人材派遣

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長谷川 匠

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