就活話題の一つに顔採用があります。
顔採用とは、一般的に容姿やスタイルが良い女性(または男性)が、容姿は劣るものの社会人としての能力や実績のある人材よりも優遇されて採用されることを指す造語です。
さて、転職活動で「顔採用」はあるのか?という疑問に対して、多くの大人は「ある」と回答するでしょう。試しに「顔採用」でググッてみると、人事担当と名乗る方の「容姿を気にするのは当たり前」「男はブスよりも美人と仕事がしたい」などという意見が目につきます。
ちなみに僕も男性ですが、派遣スタッフとして3年くらいの就業経験があります。これまで20社以上の登録経験もありますし、色々な派遣先で働いてきました。
これが人材派遣業界となるとどうなるのか?と考えると、僕個人の意見としては「派遣登録も仕事紹介も容姿は関係している」です。
もしもあなたが「派遣なら私の経験や実績、スキルを公正に評価してくれる」などと期待しているとしたら、直ちに軌道修正が必要になると思います。
当サイトおすすめ派遣会社
「覇気がない」と言われ続けてきた10年間
僕は、30代半ばまでの約10年間、正社員として働いた後に退職して、その後で派遣スタッフとして働き始めました。
それで、若い頃からずっと言われ続けてきた言葉があります。それが、「覇気がない」というお叱りです。
確かに、それは自分でも自覚がありました。仕事は基本的にやる気が出ないし、人と会うのもしゃべるのも億劫、いつも願うのは「誰にも会わずにダラけていたい」とだけ。
今でもそうですが、自分の顔を鏡で見るのがキライです。鏡に映るのはいつも呆けた顔だったからです。
ですので、男性ではあるものの容姿コンプレックスによって落ち込む女性の気持ちって少し分かるような気がします。ましてや、何となく「女性は明るい動物」という印象があるので、不幸の塊のようなオーラを醸し出していると、男性以上に不気味ですし近寄りがたいです。
こう書いていると「美人は得、ブスは損」という短絡的な結論に陥りそうになってしまいますが、美人だからといって必ずしも幸せに暮らしているとは限りません。
顔採用された側も同じように傷ついている
純粋に「オンナ」としてなら美人の方が色々と得をするでしょう。しかし、今回の議題はあくまでもビジネス上の話です。
下記の「Yahoo!知恵袋」に投稿されている方のように、容姿だけでなく中身を見てもらいたいのに周りが評価してくれないと悩むケースもあります。
(※一部抜粋)上司は私のことをちゃんと能力を見て評価してくれているのだと思っていたのですが、顔で採ったということを知りショックを受けました。
思い返せば、仕事でも大したことをしていないのに、妙に評価が高くて不思議だなと思ったこともありました。引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10144892955?__ysp=6aGU5o6h55So
採用とは少し違った話になりますが、僕の友人が務める会社でこんなことがありました。
いくつかの県に支店のある会社で、そこの社長は不定期でお店を訪問して営業状態をチェック・評価する習慣があったそうです。
各支店長は当然、社長に気に入られるように内装をキレイに整えたり色々と対策をするのですが、中でも効果的だったのがオンナ好きで有名な社長が来店したと同時に、若い女性従業員がお出迎えをするというやり方だったそうです。若いコばかりで入り口を固めているので、まるでキャバクラのような空間が出来上がったのだとか・・・。
容姿やスタイルの良い女性従業員は、社長来訪日に合わせてシフト調整を受けて出勤となります。もちろん、外見を評価されて喜ぶ女性もいるかもしれません。しかし一方で、「私はこんなことをするためにこの会社に入ったわけじゃない」と憤慨する女性だっているでしょう。
不採用理由を考えることほど無駄な時間はない
これは極端な例だと思った方は、失礼ながらまだ社会というものを知らなさすぎると思います。はっきりいって会社の評価や人事ほど信頼できないものはありません。
会社というのはいい加減なもの。いい加減な採用基準に真っ向から「なんで不採用が続くんだろう・・・」と悩むのは、気持ちは分かりますが時間の無駄です。
(※一部抜粋)いやー、うちも男所帯なんで。事務職くらいかわいい女の子がいいじゃないですか。ところが、これがなかなか叶わないんですよ。
これは、ネットサーフィンをしていて見つけたあるブログの一文です。この方が採用担当をされているのかどうか分かりませんが、こんな風に採用基準なんていい加減で抽象的なものです。
自分が相撲をとる土俵はどこにあるのか?
会社の評価に左右されず、ブレずにいる為にはまず自分の長所・売り・武器が何なのかを明確にすることが大切です。
容姿に自信がない、性格が暗い、うまくしゃべれない・・・だからダメなんだと判断するのは考えが浅すぎます。
私は容姿に自信がありませんが、常に好印象を持っていただけるように清潔感のある服装や仕草を心がけています。また、周りからチヤホヤされてきた方と違っていつも逆境に向かって努力してきた人生でしたので、粘り強くどんな業務でも続けることが出来ます。
私は性格が暗いです。しかし、暗いといっても悲観的な発想ばかりをしているわけではなく、常に冷静沈着に物事を見て判断することが得意です。例えば、プロジェクトが順調に進んでいる良い時期でも、進行上における問題点を早期発見出来たり、早めに打開策を打ち出すことが出来ます。
私は人と話すのが得意ではありません。しかし、人が嫌いというわけではないですし、学生の頃から打ち解けるのは時間がかかるものの、一度仲良くなったら何でも本音が言い合える良い関係性を構築することが出来ます。
こんな風に、欠点を指摘されたら適当にプラスに変換して返しておけば済む話です。例えば前職の勤務期間が5年しかなかったのに「10年頑張りました!」は経歴詐称ですが、こういった精神論みたいな話なら多少盛ったくらいの受け答えがちょうど良いです。
今、この記事に目を留めて頂いているあなたの得意なことや好きなことが何なのか分かりませんが、人と比べて劣っているところ、勝ち辛いなと思う場所で相撲をとっていても、勝利を収めるまでには莫大な稽古が必要になります。
僕が以前働いていた会社は、いわゆる「根性」や「気合い」といった精神論を重視する風潮がありました。なので出世していく社員もどことなく「声が大きくて元気」みたいなタイプばかりで、僕もそれを見て「自分も無理やりでも元気にならなきゃ!笑顔でいなきゃ!」と無理ばかりしていた記憶があります。
でも、自分にとってその稽古は吐き気を催すほどツライものだったんですよね。もっと早めに理解をして、自分に合う会社を探す努力をすべきだったと今は自覚しています。
(※もしくは周りに流されず、冷静沈着に仕事が出来るところを評価してもらえるように努力していった方が良かったのかもしれません。)
考え方として自分がワクワク出来ることや、「これなら勝てそう!」という自信のあるところで勝負する(仕事を探す)方が、楽しい人生を送ることが出来ます。
まとめ
人材派遣というのは、まず派遣登録をしてから派遣元(=派遣会社)が本人に合う求人をリサーチして、マッチングした時に初めて紹介をしてもらうことが出来ます。
ですので、基本的には派遣登録というのは拒否されることが少ないです。派遣会社としても、まず出来るだけ多くの求職者を集客して登録をしてもらい、後はそれぞれに合う求人が出てきたら紹介していきたいからです。
ただ、登録は出来たけどその後何か月過ぎても一向に仕事の紹介がない・・・こういう状況は決して珍しくありません。
そうなったときに、「容姿がダメ・・・?」などと原因を追究しだすと、おかしなことになります。
やるべきことは、自分の内面に目を向けるのではなく外へ意識を向けることです。
結局、なぜ自分に仕事の紹介がないかなどと悩んだところで、答えは誰も教えてくれません。それであれば、他にも登録できる派遣会社をどんどんピックアップして、余計なことに気を取られる時間をつぶしていきましょう。
幸い、派遣会社は何社登録を申し込んでも無料ですので、より好条件の求人を見つけるためには最低でも2~3社は登録しておきたいところです。
派遣会社の選び方としては、働く職種など具体的に模索中であれば大手がおすすめですし、ある程度の希望が決まっているのであれば、その希望条件に強い派遣会社をチョイスするようにしましょう。
関連記事はこちら ➡ おすすめ優良派遣会社ランキング
\ 派遣登録の仕方から知りたい方はこちら /
◆
◇
◆
テンプスタッフ
スタッフサービス
パソナ
パソナは、月刊ビジネス主催の派遣スタッフ満足度調査で、「所属している派遣会社を友人に勧めたい」7回連続で1位を受賞した実績があります。
エリア別おすすめ派遣会社ランキング
関東 東京派遣 | 神奈川派遣 | 埼玉派遣 | 千葉派遣 | 茨城派遣 | 栃木派遣 | 群馬派遣 | 山梨派遣
近畿 大阪派遣 | 兵庫派遣 | 京都派遣 | 滋賀派遣 | 奈良派遣 | 和歌山派遣
信越・北陸 長野派遣 | 福井派遣 | 石川派遣 | 富山派遣 | 新潟派遣
九州・沖縄 福岡派遣 | 佐賀派遣 | 長崎派遣 | 熊本派遣 | 大分派遣 | 宮崎派遣 | 鹿児島派遣 | 沖縄派遣
北海道・東北 北海道派遣 | 青森派遣 | 岩手派遣 | 秋田派遣 | 宮城派遣 | 山形派遣 | 福島派遣
中国・四国 鳥取派遣 | 島根派遣 | 岡山派遣 | 広島派遣 | 山口派遣 | 高知派遣 | 愛媛派遣 | 香川派遣 | 徳島派遣