派遣と個人事業主

【フリーランスVS派遣】個人事業主でも派遣に登録&働くことは可能!

2019年8月2日

個人事業主として、フリーランスのお仕事を請け負うときに、派遣社員として働く選択肢がある場合がありますよね。

一概に、個人事業主と派遣社員のどちらがメリットがあるかはいえませんが、両者の立場には明確な違いがあります。
ここでは、項目ごとに両者を比較した内容をシェアします。

派遣とは

派遣のしくみ

派遣で働くには、まず希望の派遣会社で無料会員登録をします。

登録スタッフになると、派遣会社から求人紹介を受けることができるようになり、希望案件があればエントリーをします。

派遣顔合わせや職場見学等が終わって、採用となれば、派遣先で働くことになりますが、雇用主はあくまでも派遣会社となり、派遣先との関係は間接雇用となります。

正社員雇用となると、まだまだ副業を禁止する企業も多く、個人事業主のまま正社員として会社に在籍することは難しいですが、派遣の場合、お仕事が決まって働いている期間のみ、雇用契約を結ぶスタイルなので、利用しやすいわけですね。

詳細はこちら➡ 派遣のしくみについて

個人事業主とは

個人事業主とは、税務署へ開業届を出して、個人で仕事をする税法上の呼び名であり、一般的には「フリーランス」などと呼ばれます。

個人で始めた事業で得られた収益から使った経費、保険や税金の支払い、確定申告まで、会社員であれば代行してもらっていた申告すべき項目を、すべて自分でやらなくてはいけません。

営業マン前田
会社法の改正による起業促進や働き方改革により個人事業主が活躍できる環境も整備されてきています。

個人事業主が選べる働くスタイルは3つ

個人事業主として選べる働き方は、派遣を含めて考えると、主に以下の3パターンがあります。

  1. 派遣社員として、派遣「先」の指揮命令下で働くスタイル
  2. 派遣会社が、企業から業務委託された請負会社となって、派遣会社と雇用契約を結び、派遣「元」の指揮命令下で働くスタイル
  3. 個人事業主が、企業から直接業務を受託して、働くスタイル

まず、「1」は登録型派遣の場合、派遣会社と有期雇用契約を結び、派遣先の指揮命令下で働くことになります。

次に、「2」も派遣会社と雇用契約を結ぶのは「1」と同様ですが、こちらは派遣元の指揮命令下で働くところが異なります。
また、請負契約だけでなく、労働力の提供のみ求められる委任契約で働きます。

最後に、「3」は個人で業務受託して働くスタイルですので、指揮命令の概念はなく、働く場所や時間といった制約がない、いわゆるフリーランスと呼ばれる働き方になりますね。

派遣社員と違い、個人で仕事を受けるので、労働基準法は適用されず、労災や雇用保険、社会保険の加入ができませんし、残業・休日手当がつきません。

派遣契約と業務請負(フリーランス)契約のメリットデメリット

派遣、個人事業主それぞれのもっとも大きな違いは、前者は労働力の提供、後者は成果物の提供をすることで、利益を得るところです。

派遣社員と個人事業主それぞれのメリットデメリットをリストアップしていくと、以下のようになります。

メリット

派遣のメリット…雇用保険・社会保険に加入できる/残業ありなしや勤務地、就業時間等の希望を通せる/有給休暇がつかえる/確定申告は会社が手続きしてくれる/

個人事業主のメリット…高額報酬が狙える/勤務地が特定されず、在宅勤務も可能/勤務時間が選べる/

デメリット

派遣のデメリット…雇い止めによる失業リスクがある/ボーナスはなく、時給アップは期待できないので、稼げない/

個人事業主のデメリット…労働基準法が適用されない/収入の増加に比例して保険料が高額/ミスによる損害賠償責任を個人で背負う/雇用保険・社会保険に加入不可/確定申告はすべて個人でやる/

個人事業主の中には、派遣社員と掛け持ちをして、どちらもいいトコ取りをするやり方もあります。

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偽装請負のリスク

実態は、派遣先の指揮命令を受けて業務をしているにも関わらず、請負として契約を結ぶことを、偽装請負といいます。
↑ 先ほどの例でいえば、②のパターンが該当します。

ITフリーランス案件で良く耳にするのが、仕事環境は客先常駐で、職場の上司の指示に従って働くスタイルですね。
本来、指揮命令者は派遣元ですので、勤務場所の指定や上司の指示を聞く責任はありません。

偽装請負が行われる背景としては、企業が個人事業主を使うことに以下のメリットを感じているためです。

  • 過度なサービス残業を強要しても残業手当が発生しない
  • 危険を伴う作業をさせて事故が起こっても、労災認定の必要がない
  • 雇用保険料、社会保険料の支払い負担が生じない

偽装請負を回避するためには、実績があり資本力の高い大手から派遣会社を選ぶのが大切です。

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どっちが稼ぎやすい?収入(所得)の違い

基本的に、お金を稼ぐためには、所得をアップしなければいけません。
所得金額は、以下の計算式で求めます。

収入(売上)-経費=所得

所得をアップするには、

  1. 収入をアップさせる
  2. 経費を削減する

この2つの方法があります。

収入をアップさせる

派遣社員として収入をアップさせるには、どこかで限界地点が訪れます。
その理由としては、労働基準法の元で働くためです。

一日に働ける時間、残業の有無などは、すべて雇用主である派遣元と派遣先の都合により決まりますから、上限は決まっているわけですね。

一方、個人事業主としては、理論上働けば働くほど儲かる仕組みです。

労働に関して、場所や時間、残業といったルールが一切ないため、上限はなく年収1憶だって目指すことはできます。

経費を削減する

派遣社員の場合、基本的にかかる経費を負担するのは派遣会社であり、自分で調整することはほぼできません。

一方、個人事業主は、事業にかかわる経費の金額はすべて自分の裁量で決定できるので、経費削減することで所得金額をアップさせることは可能です。

メモ

ただし、個人事業主として支払う所得税は、所得金額によって算出されるので、金額が高くなるほど支払う税金も高くなるジレンマがあります。

営業マン前田
安定して収入が得られるのは派遣です。
企業間で契約したビジネスですから支払いが滞るということは滅多に起こりません。

それに比べ個人事業主は個人契約も沢山存在します。
中には支払いが滞ったり、支払われなかったりと想定外のことが起こり得ます

保険や年金の違い

保険や年金に関しては、間違いなく派遣社員が恵まれています。

個人事業主は、雇用保険、社会保険や厚生年金へ加入することができませんが、派遣社員なら条件を満たせばすべて加入可能です。

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仕事の探し方の違い

派遣の求人は派遣会社、個人事業主は、フリーランス案件を取り扱う人材会社などを利用します。
母体としては、派遣求人数が多いですが、どちらも無料紹介サービスへ登録する流れです。

両者の仕事の探し方で差がつくとすれば、保有するスキルレベルや経験、人脈(コネ)でしょう。

営業マン前田
派遣は「派遣元」が予め仕事を用意してくれることに対して個人事業主は「自身で開拓」しなくてはなりません。

個人事業主をして成果を上げている方のほとんどは「人脈・コネクション」の太さと強さを持っている方々です。

派遣と個人事業主の違いまとめ

派遣と個人事業主の違いについて、項目別にまとめると、下表のようになります。

個人事業主 派遣社員
納税方法 確定申告 源泉徴収
雇用契約 有期・無期雇用 請負契約
面接 実施可能 顔合わせのみ
労働環境 制約なし 派遣元・派遣先の指揮命令下
残業手当・有給・公休 なし あり
ボーナス なし なし
交通費 (ほぼ)なし (ほぼ)なし
雇用保険 なし あり
社会保険・年金 国民健康保険・国民年金 社会保険・厚生年金
(※企業組合に加入条件あり)
仕事探し コネ・人脈 派遣会社からの紹介
収入 上限なし 雇用契約に沿って上限が決まる

個人事業主として大切なことは、セルフマネジメントができるかどうかでしょう。

労働基準法に守られておらず、保険や年金の保証も少ない個人事業主だからこそ、働く時間に囚われず、どこまで収入を伸ばせるかによって、安定度が違ってきます。

しかし、最初の数年間は、派遣社員と掛け持ちをしながら徐々にフリーのお仕事をこなすスタイルも、決して悪くありません。
個人の事業が軌道に乗ってきたタイミングで、本業に集中するやり方もありです。

営業マン前田
一番の違いは「安定した収入」or「自由な時間」の違いでは無いかと思います。

個人事業主が派遣を利用するメリットや掛け持ちで働くやり方とは?詳細はこちら➡ 派遣と個人事業主

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