正社員型派遣で働く女性

常用型派遣とは

無期雇用で働ける?常用型派遣のしくみと募集状況について

2019年8月2日

常用型派遣は、無期雇用で働ける新しいスタイルです。
登録型派遣と違い、待期期間も給料が出る無期雇用契約となるため、安定度はアップします。

常用型派遣は、20代の若年層であれば、職種未経験でもエントリー可能なので、該当する方は検討しても良いのではないでしょうか。

本記事では、常用型派遣についての説明と、メリットデメリット、他の雇用形態と比較した結果などをシェアします。

常用型派遣とは?

常用型派遣は、「無期雇用派遣」や「正社員型派遣」などと呼ばれる、無期雇用契約を結んで働くスタイルです。

2015年以前の派遣業界は、無期雇用の働き方はIT業界や技術系で働く特定派遣(※現在の常用型派遣と同じく無期雇用で働くスタイル。特定派遣=常用型派遣の認識でOK。)が主流でした。

しかし、2015年の派遣法改正によって、派遣元・派遣先双方が、「派遣スタッフのキャリアアップサポートをより明確な形で実現しましょう」という取り決めがなされました。
ここ数年で、常用型派遣の採用活動が一気に加速していったのは、こうした背景があります。

最近では、オフィス系の事務求人や介護派遣など、幅広い分野で求人されています。

営業マン前田
オフィス系派遣→登録型、技術系派遣→常用型が主流でしたが、直近の派遣法改正から派遣業界全体が【雇用が不安定な登録型】から【雇用が安定する常用型】へシフトする流れが出来てきています。

登録型派遣と常用型派遣の違い

登録型派遣と常用型派遣は、派遣元会社の社員として派遣先で働くスタイルは一緒ですが、以下のポイントが大きく異なります。

  • 採用までのプロセスの違い
  • 有期雇用と無期雇用の違い

常用型派遣は、基本的に応募者を書類・面接による社内選考にかけて、採用決定後に無期雇用契約を結びます。
一方、登録型派遣は、派遣先が決まってから有期雇用契約を結びます。

常用型派遣は最初から無期雇用が成立するのに対し、登録型派遣は、お仕事紹介を受けてから初めて雇用契約を結びます。

登録型派遣は、期間満了により離職すると、雇用関係はなくなりますが、常用型派遣は、派遣先がなく待期期間となっても継続します。

営業マン前田
常用型の派遣会社は待機している社員にも原則、給与支払義務が発生します。
登録型は契約終了と共に雇用契約も一旦終了するので、常用型移行の流れは派遣会社もコスト面で大きな経費を抱えることになります。

5年ルール適用による常用型派遣へ転換

派遣スタッフに5年ルールが適用されると、登録型派遣から常用型派遣へ転換を申し入れすることができます。

さらに詳しく

5年ルールとは、派遣を含むすべての非正規労働者が、過去5年の間に一度でも契約更新されていれば、本人の希望で無期雇用へ転換できるシステム。
2013年4月より適用されている。

派遣スタッフの場合は、5年ルールが適用されれば、雇用主である派遣会社と無期雇用契約を結び、常用型派遣として働けるようになるわけですね。
ただし、5年ルールが適用されるには、ずっと同一の派遣会社で働いているケースに限ります。

ハケン2.5とは?

※大手派遣会社アデコには、他社の就業実績であっても2.5年以上継続して就業している条件を満たしていれば、無期雇用派遣社員に応募できるハケン2.5という制度があります。

実際に、アデコの派遣社員で無期化の権利を有した方のうち、80%以上の方が無為雇用への転換を希望。現在までに約4,470名を無期雇用派遣社員として採用しています。(2018年12月現在)

引用:
https://haken.adecco.co.jp/about/firsttime/index05.html

営業マン前田
2015年の派遣法改正以降、常用型派遣をメインにする派遣会社が増えています。
特に大手は登録型から常用型へ雇用形態の移行を進めております。労働者に取ってはとても良いことであり、今後はこの流れが更に加速していくでしょう。

その反面で、常時雇用をするとなれば派遣事業を継続出来ない企業も出てくると思いますので小さな事業体は残ながら派遣事業をやめるなど淘汰されていくと考えます。

業界全体で考えればきちんとした対応が可能な派遣会社が残っていくということになるのではないでしょうか。

常用型派遣のメリット

月給制・ボーナスの支給

常用型派遣は、月給制で働くケースが多く、基本給に加えて大手派遣会社ごとに独自の昇給制度や、年に1~2回のボーナス支給、有給休暇、残業代、交通費全額支給がもらえるので、正社員と比べて遜色ないお給料がもらえるメリットがあります。

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雇用が安定する

常用型派遣として採用されると、万が一派遣会社と派遣先企業の契約が終了となっても、派遣元との雇用契約が継続するため、待機期間中も給料は支払われます。

待期期間中の過ごし方は派遣会社によって違いますが、スキルアップのための研修を受講したり、派遣会社内の雑務等を担当することもあります。

未経験でも働ける

これまで、登録型派遣の弊害として、離職後は雇用関係が切れるため、他社に人材が流出してしまうことがあったために、派遣会社は人材育成にチカラを入れられない背景がありました。
同時に、終身雇用制度の崩壊により、中小企業は、若い世代を育成するだけの体力がもうないため、派遣業界にとっては追い風が吹いているといえます。

派遣会社は、無期雇用派遣制度の導入により、人材定着率をアップさせることを目的に、人材の確保・育成にチカラを注ぐようになりました。
そこで、ターゲットとしたのが、「未経験」「20代」の若年層なわけです。

よって、常用型派遣で求人しているほとんどは、未経験でも応募が可能なので、色々な派遣先で経験を積めるチャンスがあります。

土日祝日休みで働けるところが多い

常用型派遣の求人は、ほぼ事務職(オフィスワーク)派遣です。

事務職を募集する企業の大部分は、オフィス街にビルを構える関東首都圏や大阪、愛知県といった人口の多いエリアに集中しています。

よって、常用型派遣で働いていると、自然に土日祝日が休みになりやすいですね。

研修制度の利用など福利厚生サービスが受けられる

登録型派遣であっても、福利厚生サービスは受けられますが、就業期間でないと利用できない面がありました。

常用型派遣であれば、無期雇用で働けるため、スキルアップ研修や、各種割引制度をずっと利用することができるようになります。

引越を必要とする転勤はほぼない

常用型派遣は、原則として、採用された派遣会社の支店が担当するエリアの中で派遣先が決まるため、引っ越しを伴う転勤を命じられることはあまりありません。

ただし、派遣先企業が変わったり、配属部署が異動になることはあり得ます。

残業が少ない

派遣先企業の社内事情で残業を命じられることはあり得ますが、派遣社員の人件費を負担するのは派遣会社となるため、正社員のように理不尽なサービス残業で疲弊することはありません。

大手企業の派遣先が多い

リクルートのキャリアウィンクなど、大手の派遣会社になるほど、派遣先は大手企業となる可能性が高いです。

大手企業が職場となると、福利厚生面の優遇や、無駄のない効率的な業務内容、スキルアップ、有給消化の申請が通りやすいなどが期待できます。

営業マン前田
長期就業を目指している方が派遣でお仕事するのであれば、常用型派遣を目指してください。その理由は派遣先との契約が無くなっても雇用契約や給与が無くならないからです。
いわゆる待機期間は派遣会社によって満額支給では無いかもしれませんが、0にはなりません。これはとても大きいことです。

常用型派遣のデメリット

派遣切りによる待期期間が長くなると居場所を失う

常用型派遣の「派遣切り」は、登録型派遣のそれとは違い、派遣先(職場)を失っても無期雇用なので、失業状態にはなりません。

しかし、どこの派遣先に行っても順応できない、あるいは業務についていけない派遣社員に対して、派遣会社としても派遣する企業候補がなくなれば、どうしてやることもできません。

派遣会社によっては、正規給料額の60%に減額されるケースもありますし、多少希望に合わない派遣先でも強引に紹介されて働かされることから、辞めてしまうケースもありそうですね。

登録型派遣であれば、派遣会社を変えるなり、希望条件を変えることが可能ですが、常用型派遣は柔軟な対応ができないため、待期期間が長引けば、居場所を失ってしまうリスクはあると言えます。

20代の若年層以外は不採用の可能性が高い

文中でも触れましたが、多くの常用型派遣求人は、「未経験可」「20代」を対象に募集しています。

30代でも、採用の可能性はゼロではないと思いますが、常用型派遣は、狭き門であると見て間違いありません。

昇進(出世)コースが不明瞭である

常用型派遣の立場では、いわゆるキャリアアップしていく道筋が不明瞭なので、将来的には年収額が伸びず、中高年齢層になってから苦しくなる可能性があります。

ただ、大手スタッフサービスの「ミラエール」など、公式サイトで昇給制度を明確に掲載しているところもあるので、派遣会社選びも重要な要素です。

派遣先を選ぶ自由がない

登録型と違い、常用型派遣は基本的に派遣会社から指示された派遣先企業で働くスタイルなので、選ぶ自由がありません。

お金を貯めて長期旅行を楽しむといった、派遣ならではの休暇の過ごし方も、常用型派遣では実現が難しいでしょう。

採用試験に一人で挑まなければならない

常用型派遣は登録ではなく、採用試験として、書類選考・面接を受けて合格しなければ、働くことができません。

登録型派遣の場合、紹介予定派遣のエントリーなどはサポートがついてくれますが、採用されるまではすべて一人で頑張らなければならず、通常の転職活動と同じかそれ以上の苦労があります。

常用型派遣を8項目で比較

常用型派遣 正社員 登録型派遣 パート・アルバイト 契約社員
給料 ×
昇給 × ×
賞与 × ×
交通費 ×
雇用期間 × × ×
勤務時間 × × ×
残業 ×
転勤 ×

常用型派遣を項目別に比較していくと、「月給制」「ボーナス」「交通費支給」「無期雇用」の点で、正社員には劣るものの、メリットが大きい働き方と言えそうです。
また、残業や転勤の有無は、正社員と比較すると、少ない傾向にあります。

総評としては、常用型派遣をおすすめするのは、正社員志望で就活をしていたけど採用がもらえず、エントリーする企業がなくなった、そんな方でしょう。

登録型派遣と比較すれば、確かに常用型派遣は安定するものの、それならば正社員として働くことを第一優先にするべきですよね。

まとめ

調べて出てきたのは以上ですが、今後はもっと増えるかもしれないですし、対象職種ももっと幅広くなるのかもしれません。
IT系は除いて、まだまだ歴史の浅い雇用形態なので、今後の動向にも注目していこうと思います。

個人的な印象としては(※応募した経験はないですが)、普通の会社勤めと違って希望職種の仕事をとことん突き詰めていけるのが大きな魅力なのかなと思います。普通に会社勤めですと、必ずしも希望の仕事に就ける保証はないですよね。むしろ、逆のパターンが多いです。

スキルアップ・キャリアアップに関しては、自分でも積極性をもって取り組まないと厳しくなっていくように思います。大手を中心に派遣会社内の研修制度は充実してきたとはいえ、あくまで働く場所は派遣先である以上は、自分のやる気や姿勢によって結果が大きく変わってくるでしょう。

派遣先の需要にこたえられる人材に成長できなければ、年を重ねるごとに就業場所の選択肢も狭まります。いくら無期雇用で給与保証があるといっても、そうなっては居心地がどんどん悪くなってしまいます。

もしもチャレンジするなら、なるべく若いうちが良いかもしれないですね。その道のエキスパートになれれば、明るい未来が望めそうです。

営業マン前田
常用型派遣は以前から存在するシステムです。
少なくともこのシステムで派遣継続が出来れば、派遣契約が終了しても、一定の給与が保証されます。
ですので、派遣で仕事をしていきたい方はこの制度で派遣事業を行う派遣会社に入社することがオススメです。

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