過去に登録や就業経験のある派遣会社で、「もう利用しないから」という理由で退会を申し出る人は多いです。
そこには、以下のような理由が考えられます。
- 結婚などの生活スタイルの変化
- 引越などによる住居地の変化
- 転職をした
- 仕事紹介もなく、自分との相性が合わなかった
基本的には、再就職したり結婚などで遠方へ引っ越した場合でも、退会手続きはせず、派遣登録はしたままお仕事紹介のストップを申請すればOKです。
ただし、仕事をバックレたことなどから、ブラックリストに入ってしまっている方は、退会依頼をしても良いかもしれません。
当サイトおすすめ派遣会社
利用しなくなった派遣会社は登録したままでOK
基本的に、派遣登録後に利用しなくなった場合、「お仕事紹介は不要」である旨を伝えておくだけで、退会申請や登録情報の抹消手続きを依頼する必要はありません。
大手派遣会社9社の登録有効期間をまとめ!
当サイトでおすすめしている、大手の登録有効期間を調べてみました。
下表の通り、意外と公式サイトに明記していないところが多いです。
派遣会社名 | 有効期間 |
---|---|
パーソルテンプスタッフ | 登録日または最終就業終了日より7年間(※1) |
クイックWEB登録の場合1年間 | |
マンパワー | 期限はなし。ただし、連絡が付かないなどの場合、登録抹消の判断を下す可能性がある。 |
リクルートスタッフィング | 不明。 |
ヒューマンリソシア | 不明。 |
ランスタッド | 登録日から2年間(※2)。 |
アデコ | 不明。 |
パソナ | 登録日から2年間。(※3) |
スタッフサービス(オー人事) | 不明。 |
テクノサービス | 不明。 |
(※1)ただし、期間内に就労の意思があって申し込みをすると、延長手続きが可能。
(※2)「登録から2年以上経っている派遣スタッフは、再登録をおすすめします」と表現されているので、2年が有効期限かどうか分かりませんし、期間を過ぎると抹消するのかどうかも分からなかったです。
(※3)パソナは2年毎に登録更新の為に来社をしなければなりませんが、来社しなかったとしても登録情報を消去されるわけではありません。後述しますが、原則7年間は情報保持されます。
僕も知りませんでしたが、派遣会社の見解として、登録情報の有効期間を超える=退会ではない考えが一般的なようです。
つまり、登録期間を過ぎると当社としては派遣スタッフとして扱わず、仕事の紹介もしませんけど、個人情報は大切に保管しておきますよというスタンスです。
メモ
そういえば、数ヶ月前にパソナさんから「登録してから1年以上経過したので、一度面談をしませんか?」と電話を頂きました。
登録後、一度も就業することなくそのままだったんですが、登録を継続したいなら、面談を受けなければならないようですね。
派遣登録は正社員(在籍中)をしながらでも出来る?
派遣登録は、どこかで在籍中であっても就業中であっても、いつでも申し込むことが可能です。
ただ、別のところで働いていると、登録先をそのままにしていて良いのか?という疑問が浮かぶと思います。
これまでの説明でも触れているように、派遣会社は有効期限こそあっても、過ぎたからといって抹消されることも少ないですが、理想としてはどこかで就業しているなら「紹介停止」の手続きは取った方が良いですね。また、仕事を探すことになったら利用再開すれば良いだけですので。
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過去登録していた派遣会社を利用する場合、再登録が必要?
この「再登録」は、本気で再度利用し始めるつもりであり、期間が空いているなら申し込んだ方が良いです。
上記のように、登録期間や抹消する条件も各社バラバラなわけですが、いずれにせよ登録先の事業所に求職中であることが伝わらないと、どうにもなりません。
来社をするのか電話で済むのか、再登録時の対応も各社違ってくるでしょう。
派遣登録した後の退会依頼、登録情報の抹消手続きについて
登録期間が過ぎても、すぐに情報が抹消されるわけではないことが分かりました。
それで今度は、「もう利用もしたくないし派遣会社に自分の情報を残したくない」と退会依頼をしたいという場合はどうか。調べた内容をポイントを絞って説明します。
派遣の退会依頼はできるが手順が面倒
派遣会社名 | 登録抹消手順 |
---|---|
パーソルテンプスタッフ | 最寄りのオフィスへ連絡。 |
マンパワー | WEB仮登録から削除する場合、マイページより「マイページ削除」を実行。 |
本登録後に削除する場合、スタッフメニューから「お仕事紹介のストップ」を実行(※5) | |
リクルートスタッフィング | フリーダイヤルで連絡が必要。⇒0120-106-106 平日9:00~19:00(※6) |
ヒューマンリソシア | 不明。 |
ランスタッド | マイページより「削除申請」手続き。 |
アデコ | 不明。 |
パソナ | 登録日または最終就業日から7年後の同年5月に登録情報を抹消される。 |
スタッフサービス(オー人事) | 登録から3年以上経過し、かつ2年以上電話やメールなどの連絡を取っていない場合。(※7) |
テクノサービス | フリーダイヤルで連絡が必要。⇒0120-709-720 |
まず、「ヒューマンリソシア」「アデコ」の退会依頼については、調べた結果やり方を確認できませんでした。
「パーソルテンプスタッフ」「テクノサービス」の退会依頼は、最寄りのオフィスまたはフリーダイヤルで連絡をすればOKですね。
「スタッフサービス」は登録から3年以上、「パソナ」は登録日から7年以上経過すると、自動的に退会手続きをするとありましたが、登録スタッフが申請することはできないのでしょうか?
「ランスタッド」の退会依頼は、マイページから登録情報の削除依頼をするだけなので、カンタンでいいですね。
(※5)マンパワーの退会依頼については、あくまでも「仕事紹介をストップ」するというだけで、登録情報は残すと明言しています。
再度紹介を再開するときは、再登録手続きの必要はなし。(※6)リクルートスタッフィングの退会依頼は、「登録取り消し」と「個人情報削除」の2通りから選ぶことができます。
「登録取り消し」を申し込むと、無期限で紹介を止められますし、解除すればまた紹介を受けることができます。
しかし「個人情報削除」の場合は、再利用する際にまた登録が必要となります。
(※7)スタッフサービス(オー人事)の退会依頼は、就業実績のある場合は「法律に基づき対処する」といった旨が記載されています。
これは、恐らく以下の労働基準法のことを指しているんだと思います。「使用者は、労働者名簿、賃金台帳及び雇入、解雇、災害補償、賃金その他労働関係に関する重要な書類を3年間保存しなければならない。」(労働基準法第109条)
退会依頼はするべき?放置しておけばいいでしょ
個人的には、何も完全に退会手続きが完了するまで頑張らなくても良いのではないかと考えています。
何の理由から職歴や過去を隠したいのか分かりませんが、そこに拘る人の気持ちが分かりません。
しかし…金融機関の信用情報のように会員が共有できる個人リスト等存在する訳がありません。
ある意味、警察の犯罪者情報と同じような扱いになってしまいます。
こんなものが存在すれば、それこそ大問題ですので、このようなリストは存在しません。
しかし、各派遣会社で自社所有の事故リストは存在します。
各支店でどのような問題が発生したかを記録(派遣元管理台帳への記載事項でもありますので)してあります。
契約とリンクしているのでそこから個人と照らし合わせることはあり得る話です。
再登録で問題が起こるのはブラックリストの派遣スタッフのみ
過去に退会手続きをした派遣会社に再登録をした場合に、何かデメリットがあるのか?と気になりますよね。
基本的には、再登録をしても問題はありませんが、例外があります。
それが、過去にブラックリストに載ってしまった場合です。
僕はブラックリストというのを見たことがあるわけではありません。
しかし、ネット上の情報や過去の自分の経験から、そういったものは少なからずあるんだろうなと推測できます。
恥ずかしながら、僕も過去に紹介された仕事を続けられなくて、契約期間中に即日退職してしまった派遣会社があるのですが、恐らく「ブラックリスト入りしてるな」と感じたことがあります。
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退会手続きはしていませんが、一度派遣先からバックレた後は、派遣会社の求人にエントリーしても返答すらきませんし、就業確認といった電話連絡も一度も来ないです。
こういった経緯がある場合、退会手続き→再登録の手順を踏んでも、ブラックリストが派遣会社にある限り、過去の汚点を払しょくして再スタートを切ることは極めて困難だと思われます。
1年以内に退職した職場の派遣就業は禁止
人材派遣業界において、今敏感な問題として取り上げられているのが「1年以内に退職した職場の派遣就業は禁止」という取り決めです。
正社員や契約社員などで働いていた企業なら、そのまま就業した方が条件は良いハズですよね。
それを、一度退職させて派遣スタッフとして再雇用すれば、企業は人件費を削減できる一方で、労働者は本来もらえるべきボーナス支給や福利厚生面の節減を強いられるというわけです。
つまり、本来直接雇用で働ける人材が派遣スタッフとして就業を続けることで、不当な労働条件を提示させないとする労働者保護の観点から成立した派遣法です。
こういったこともあり、派遣会社では登録の際に必ず職歴の確認をしますし、ブランク期間のある登録者には必ず何をして過ごしていたのかを確認します。
経歴詐称をしてしまうと、それだけで派遣会社との信頼関係に亀裂が入りますし、今後の仕事紹介に間違いなく悪影響を及ぼします。よって、職歴は嘘偽りなく話すことが大切です。
過去の就業経験は隠さない方が良い
人は誰しも初対面の人をいきなり信用したり発言を鵜呑みにすることはしないと思いますが、派遣会社もそれは一緒です。
初めて登録に来た人材よりは、過去に”自社から”就業経験がある方が安心して仕事紹介が出来ます。派遣先からの評価が高ければ、なお良いですね。
ですから、過去に就業経験があるなら、きちんと派遣会社にアピールしておきましょう。
派遣登録は無料ですし、誰でも出来る敷居の低い作業ですが、そこから仕事紹介をしてもらえるように他の派遣スタッフと差をつけるには、実績を評価してもらうこと以外にありません。
国家資格といったスキル面のアピール材料があるなら、それも合わせて伝えておきましょう。
何か事情があり、トラブルになってしまった過去を申告したくない気持ちはよくわかります。
ただ、申告せずに何か問題が起こりバレてしまった場合に良い結果は生みませんから、正直に申告した方が良いと思います。
まとめ
派遣のメリットとして、一度登録を完了させれば継続的に仕事の紹介を受けられるところがあります。
特別理由もないなら無理に登録情報を消すことで、そのメリットを捨てることもないのではないかと思います。
ただ、今の時代確かに個人情報の取り扱いには注意が必要です。
これは、自分の情報だけでなく、他者の情報を取り扱う時も同様です。
求人の仕事内容によっては、派遣という立場であっても社内秘情報に触れることや、企業の顧客リストといった個人情報に触れる機会があります。
最近は、この手のトラブルは連日ニュースで大きく取り上げられていますし、派遣だからといって適当にやっていると、自分の評価を下げる原因になりかねません。
また、すでに過去、登録した後に退会依頼をした派遣会社に、再登録する場合には、これまでの就業実績はしっかりアピールしておきましょう。
ブランク期間は、結婚や出産といった致し方ない理由を除き、多くの場合仕事紹介を受けるに当たり不利に働きます。
よって、繰り返しになりますが、過去に登録抹消したからといって就業実績をアピールしないのはもったいないです。
僕のように、過去に派遣会社に迷惑をかけたりルール違反をしたわけではないなら、派遣会社から疎まれるということはないはずです。
再登録を検討するような人は、仕事探しの真剣度はかなり高いといえるでしょう。
派遣は個人の力量や実績をアピール出来る場が少ないので、以前利用経験のある派遣会社から当たっていく考え方は的を射ています。
派遣登録の仕方から知りたい方はこちら➡ 派遣登録
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パソナ
パソナは、月刊ビジネス主催の派遣スタッフ満足度調査で、「所属している派遣会社を友人に勧めたい」7回連続で1位を受賞した実績があります。
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