派遣会社から求人紹介されるものの、勤務地までの距離や時給額、業務内容など条件が合わずに断ることも多いですよね。
派遣求人は、ルール上何度断っても問題はありませんが、断り方や理由によっては、今後求人紹介をしてもらえなくなるリスクもあります。
ここでは、派遣求人の断り方を例文を使って解説します。
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派遣求人を断るのは電話とメールどちらが良い?
電話かメールどちらのツールが良いかといえば、断然電話です。
なぜなら、メールでのんびり連絡し合っている間に、他社に案件を取られてしまうリスクがあるからです。
派遣営業マンの立場を考えれば、たとえお断りの返事だとしても、早ければ早いほど相手のためになりますよね。
求人は他の派遣スタッフにも紹介しているかもしれませんし、他社からもエントリーがある可能性もあることを覚えておきましょう。
ただ、明らかに向こうが電話に出れない、多忙な状況であることが明白な場合は、メールやラインで返答しても問題はありません。
派遣会社の求人の断り方例文
勤務地が遠い
例文1
お仕事紹介して頂き、ありがとうございます。
〇〇の紹介いただいた件ですが、申し訳ございませんが今回は辞退いたします。
理由としては、勤務地まで〇分かかり、希望に合わないためです。
また、機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
業務内容が希望と違う
例文2
お仕事紹介して頂き、ありがとうございます。
〇〇の紹介いただいた件ですが、申し訳ございませんが今回は辞退いたします。
理由としては、私の希望するお仕事は〇〇なので、希望に合わないためです。
また、機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
ポイント
派遣に限らず、世の中にある業務内容は幅広いです。
派遣営業マンも、様々な職種求人を紹介しているとはいえ、すべての業務内容までは把握できません。
ですので、希望する条件となぜ合わないのかを丁寧に説明する必要があります。
また、自分の経験職種が本当に派遣会社に伝わっているのかどうかも、チェックすべき大切なポイントです。
時給が低い
例文3
お仕事紹介して頂き、ありがとうございます。
〇〇の紹介いただいた件ですが、申し訳ございませんが今回は辞退いたします。
理由としては、時給額が〇円なので、希望する時給額に満たないためです。
また、機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
何度も断り続けるとお仕事紹介されなくなる
派遣会社から何度もお仕事紹介をされているのに、いつも断っていると「私に呆れて、もう紹介してくれなくなるかも…」と不安になると思います。
お考えの通り、派遣は断り続けるほどお仕事紹介される期待値は下がってしまいます。
ただし、断る理由に正当性があれば、問題はありません。極端な話、事務職を希望しているのに接客のお仕事ばかり紹介されたら、誰だって断り続けますよね。
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むしろ、自社の業績を優先するあまり、希望に合わない求人を強引に紹介してくる派遣会社は、利用すること自体控えたほうが良いでしょう。
問題なのは、派遣会社から紹介されるお仕事条件が、希望条件からそれほどズレていないにも関わらず、毎回断っているケースです。
恋愛なら、断り続けられるほど燃えるタイプもいますが、ビジネスでは結果がすべて。
就業希望条件に少しでも合わない求人はすべてお断りのスタンスでは、いずれ派遣担当営業マンも紹介を諦めてしまうでしょう。
万が一、断ったことが原因で評価が下がり、仕事紹介がされないとしたら、派遣会社を変えるしかありません。
ダメなところはどうやってもダメなんですよ。
派遣登録というのは、たとえ求人数の多い大手を選んだとしても、翌日以降何の連絡もなく紹介が一度もないというのは決して珍しいことではありません。
派遣会社一つにいちいち落ち込んだり悩む必要はないです。
幸い、派遣登録の回数には制限はなく、何社登録しても無料ですから、うまく付き合えない派遣会社は切っていくべきですよ。
私も同じ地域で、同じ就業希望条件を提示して同じように登録をしているのに、大手派遣会社の間で仕事紹介があるところと全くないところに分かれます。
不思議ですが、これって相性としか言いようがありません。
複数の派遣会社に登録しているのに紹介を断り続けているのは問題
いくつも派遣会社に登録しているのに、求人紹介を断り続けている方は、原因としては以下の2つしか考えられません。
- 登録利用している派遣会社と合わない
- 希望している就業条件の水準が高すぎる
登録利用している派遣会社と合わない
筆者は過去に20社以上派遣登録した経験がありますが、事務的に登録作業しかしないところもあれば、継続してお仕事を紹介してくれるところもあります。
筆者の場合、地元新潟のローカル派遣会社にも多数登録していたので、前者のパターンが多かったですね。
いくらたくさん登録しても、求人の少ないローカル派遣会社ばかりを利用していては、なかなかお仕事が決まりません。
もう一度、登録している派遣会社を見直してみましょう。
希望している就業条件の水準が高すぎる
お仕事に求める条件面が厳しいほど、求人紹介される機会は減り、断る数は増えていきます。
理由を明確に伝えて求人を断るのは問題ない…とはいえ、求めるレベルが高すぎると、いずれは紹介が来なくなってしまうリスクはあります。
筆者の経験上、以下の条件項目を緩和することで、ある程度の効果が見込めます。
- 通勤距離(時間)…通勤希望距離や時間は、「車で〇分」「駅から徒歩〇分」「〇〇市内」といった希望を出していると思います。たとえば、「通勤時間をあと10分伸ばせないか?」「通勤範囲を〇〇市内だけでなく、〇〇区まで広げられないか?」などの検討をしてみましょう。
- お仕事内容…お仕事内容は、たとえば「事務職」と「製造業務」を希望すると、一貫性のない人材とみられてしまう危険性もあるため、範囲を広げればOKというわけではありません。ですので、派遣担当者に「私は〇〇の経験を生かしたいのですが、他の業界や職種にもチャンスがあれば挑戦したいんです」といった相談をぶつけるのも手です。
- 希望時給額…いくら高時給でも、地方などは通勤距離が長いと交通費だけで数万円かかることもあります。ですので、考え方としては月に最低どれくらい稼ぎたいのか?を明確にしておくことや、通勤距離を含め、仕事に拘束される時間はどこまでが許容範囲なのかも一度考えてみるのもおすすめです。
- 残業の有無…残業ができるスタッフの方が求人紹介の幅は広がります。ただし、派遣スタッフにも残業してもらうような派遣先企業は、就業環境が整備されていない、慢性的な人出不足で苦しむブラック企業である可能性も高い点に注意しましょう。
求人の断り方はシンプルに結論➡理由を
派遣求人を断りたかったら、まず「辞退します」と結論を先に伝えた上で、その理由を話すようにしてください。
「言葉遣い」「伝え方」「伝えるタイミング」色々と悩む気持ちは分かりますが、ビジネスの場ではまず結論を伝えることがもっとも大切です。

派遣営業マンは、得意先や上司から厳しい叱責を受けることもありますし、どんな相手であれ自分の主張をすることが責務ですから、言葉遣いがどうとかで相手はイチイチ気にしないですよ。
先日、ネットサーフィンをしているとこんなブログ記事を拝見しました。
他の派遣会社で仕事が決まったらすぐに報告しましょう。
ではどのように断ればいいか。
基本的にはありのままを話せばいいと思います。
この記事内では、派遣で求人を探していると複数エントリーする機会が多くなり、紹介されたお話をお断りする時は誠意ある対応をしましょうという内容が記載されています。
まったく同感です。
筆者も今まで何度も登録会や仕事の紹介をお断りしてきましたが、正直に理由を伝えれば理解してもらえたからです。
ただ、注意点として、いくら希望条件と違う求人を紹介されたとしても、派遣会社を非難するような言動や態度をとらないようにしてください。
派遣営業マンは、ヒューマンスキルが高く、相手の感情を読むことも仕事の一つですから、真っ黒な感情はすぐにバレてしまいますよ。
ポイント
何度も希望条件を伝えても紹介される求人が自分に合わない派遣会社は、相性が悪いと割り切って他社へ移った方が賢明です。
複数の求人にエントリーしているときはいつも優先順位を明確にしておく
派遣の場合、複数の求人に同時進行でエントリーしている場合、返答はスピーディーにする必要に迫られます。
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優先順位を明確にしておくというのは、例えば『A』と『B』の求人に同時エントリーしていた場合に、先に『A』から採用のお返事を頂いたとします。
- 『A』からは3日以内に返事が欲しいといわれているが、本命の『B』からの返事が来るのは一週間後。
- 『B』の合否を聞いてから判断するには、あと一週間待って欲しいと『A』にお願いしなければならない。
求人を選択する状態に陥ったとき、自分がどう判断するのかをあらかじめ決めておくと良いかもしれません。
ちなみに筆者なら『A』にすぐお返事をして、『B』へは『A』の就業を受けたことを伝えると共に、これまでご紹介頂いたことに対してお礼を伝えた上でお断りするようにしています。
つまり、筆者は単純に先に決まった求人で働くルールを設けています。
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まとめ
派遣会社へ断りを入れるコツは、誠意を持って正直に相手に話せば良いんです。
求人を断るときに、変に嘘をついてしまうと、派遣会社も不審がってその後は求人紹介してくれなくなるリスクがあります。

いつもタテマエばかりでホンネを話してくれないスタッフさんに、本気でお仕事紹介しようと思いますか?
重要なのは、派遣会社とは継続的に付き合っていくということです。
派遣で働く以上就業期間は決まっているのですから、その時期が来ればまたお世話になる相手です。
派遣会社とは時間をかけて、正直に何でも話せる関係性をつくっていきましょう。
繰り返しますが、複数の求人にエントリーしていることにイヤな顔をしたり、制限をかけるような派遣会社は要注意です。
人材派遣システムの雇用の不安定さを考えれば、たくさんの仕事応募はして当たり前です。これは、派遣スタッフに与えられている当然の権利です。
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何度も求人を断ってばかりの方は、たとえば
「ちょっと就業希望条件が合わないけどやってみたい仕事だな」
「○ヶ月だけやってみよう」
などと感じたらチャレンジしてみてもいいのかなと思います。
求人内容が自分にマッチするかどうかは、結局のところ入ってみないと分からないところが多いですよね。
ただし、契約期間はプロとしてきちんと役割を果たす責任は問われます。
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