派遣の福利厚生について語りだした子ども

派遣社員にかかわる法律について

福利厚生面で比較した大手派遣会社まとめ

2019年8月19日

派遣会社の選び方の一つとして、福利厚生の内容から比較したい方も多いと思います。

福利厚生とは、「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2つがありますが、ここでは、より細かい項目ごとに分けた概要説明と、大手派遣会社10社を比較した内容を、記事にまとめています。

福利厚生とは

福利厚生とは、会社の一員として働く社会人を対象に、その人の生活をより豊かにするために必要とされるサポート制度です。
具体的には、すべての従業員に公平に与えられる権利である「法定福利厚生」と、企業独自のサービスである「法定外福利厚生」の2種類に分かれます。

  1. 法定福利厚生とは
  2. 法定外福利厚生とは

法定福利厚生とは

法定福利厚生とは、法律によって加入を定められている保険などを表す用語です。
主に、以下が該当します。

  • 労災保険
  • 雇用保険
  • 介護保険
  • 健康保険
  • 年金
  • 児童手当(子ども・子育て拠出金)

メモ

※たまに、派遣会社のホームページで「社会保険完備!」などと掲載されていますが、それぞれの保険加入要件は、法律で決まっているルールなので、その派遣会社独自の福利厚生サービスとはいえません。

労災保険

労災保険とは、業務中や通勤途中によるケガで働けなくなったときに支払われる給付金制度です。
治療に必要な「療養補償」や、仕事に行けなくなったときの「休業補償」、障害を負ってしまったときの「障害補償」、死亡により支給される「遺族補償」が該当します。

労災保険料は、すべて雇用主側が負担します。

労災による休業補償となるケースは、主に以下があります。

  • 急に仕事がなくなり、休むよう指示された
  • 雇用契約期間の満了前に、雇い止め(派遣切り)にあった
  • 仕事中にケガをしてしまった

会社側の都合により労働者を休業させた場合、休業させた所定労働日について、平均賃金の6割以上の手当(休業手当)を支払わなければなりません。

引用元:厚生労働省-愛媛労働局

雇用保険

雇用保険は、正社員や契約社員、派遣やパート・アルバイトなど雇用形態問わず、以下の要件を2つ満たす場合は必ず加入する義務があります。

  • 週20時間以上の労働時間
  • 31日以上の雇用見込み

雇用保険加入のメリットとして、失業保険の受給やハローワークの職業訓練申し込みの優遇、再就職したときや教育訓練を修了すると受給できる給付金などがあります。
扶養範囲内で稼ぎたい主婦パートなどの方から見ても、加入メリットが大きいといえます。

介護保険

介護保険は、40歳以上になると、健康保険料と共に回収される制度。
介護サービスを受けられる対象者は、一部を除き、65歳以上の第一号被保険者になります。

健康保険

健康保険とは、医療費の3割負担で治療が受けられる制度です。
「国民健康保険(※以下、国保)」と「健康保険(※以下、健保)」の2つがあり、日本国内では、必ずどちらかに加入する決まりになっています。

「国保」から「健保」へ切り替わる加入要件は、下記の通りです。

  • 雇用期間見込みが2か月以上
  • 労働時間が週30時間以上であり、就業日数及び労働時間が正規従業員の約4分の3以上

派遣の場合、最初の雇用期間を2か月と定めるケースが多いため、最初から「健保」の加入要件を満たすことはほぼありません。
ただし、2回目以降の契約更新では、3ヵ月以上の雇用期間となるため、加入要件を満たします。

雇用期間満了後に離職すると、仮にすぐ次の派遣先が決定しても、前述の理由から、国保への切り替えが必要とされます。
「健保」は、協会けんぽで最大2年間の任意継続の手続きを申請することができますが、全額自己負担となるため、保険料は高いですね。

「健保」➡「国保」の切り替えは、役所にて自分で申請する必要があります。
「国保」➡「健保」の切り替えは、所属する派遣会社により代行してもらえるので、何もしなくて大丈夫です。

年金

年金制度は、(※2019年現時点で)65歳以上の高齢者となったときに、毎月給付金がもらえる制度です。

年金は、「国民年金」と「厚生年金」の2つがあり、日本国内では、必ずどちらかに加入する義務があります。
加入要件は、健保と同じ内容になります。

  • 雇用期間見込みが2か月以上
  • 労働時間が週30時間以上であり、就業日数及び労働時間が正規従業員の約4分の3以上

ただし、「国民年金」に関しては、所得金額や貯蓄状況に応じて、審査を受けることで支払い免除となるケースもあります。
(私も、派遣のお仕事がない時期に申請をした経験がありますが、役所で相談するとすぐに手続きをしてくれますよ)

児童手当(子ども・子育て拠出金)

児童手当とは、扶養家族である子どもの数によって定められた金額を支給してもらえる制度です。

児童手当は、年金機構が日本企業から徴収する子ども・子育て拠出金を財源としており、従業員である派遣社員はこれを負担する必要はありません。

法定外福利厚生とは

法定外福利厚生とは、派遣会社それぞれが独自に設定しているサービスや施設などが該当します。
ここからは、大手派遣会社10社それぞれ、各項目ごとに内容を比較しながら、ご説明します。

有給について

有給の付与や消化については、派遣社員含むすべての従業員に与えられている権利なので、派遣会社によって有給をもらえる日数が変わることはありません。
ただし、有給の消化する流れ・手順に関しては、派遣会社によってやや違いがあるようですね。

大手優良派遣全10社の有給消化手順
テンプスタッフ ●10日以上先に取得する場合、マイページから申請

●9日以内に取得する場合、担当オフィスへ連絡後、承認が下りれば消化可能

パソナ
  • 派遣期間中の契約で定められた労働日に申請可能
  • 特別有給休暇制度…契約終了後に年次有給休暇が無効となり、1年以内に再就労となった方を対象に、前契約終了時点で未使用の年次有給休暇残日数相当分(上限10日)を再就労の契約開始日に付与する制度。
リクルートスタッフィング ●有給消化の手続き案内はなし

●有給の有効期限は2年間。非稼働期間が1カ月以上になったとき、起算日および残有給休暇は消滅するが、次に勤務を開始した際に、改めて起算日と勤続年数が設定される。

マンパワーグループ ●事前に担当支店担当者へ連絡後、交代要員の手配などができて、派遣先の業務に支障をきたさないことを確認できた後、消化可能。
セントメディア ●有給消化の手続き案内はなし
スタッフサービス ●原則7日前までに、派遣先担当者へ有給消化希望を報告。

●派遣先へ報告後、オー人事マイページから申請。

ヒューマンリソシア ●有給消化の手続き案内はなし
アデコ ●有給消化の手続き案内はなし
ランスタッド ●事前に担当支店担当者へ連絡後、交代要員の手配などができて、派遣先の業務に支障をきたさないことを確認できた後、消化可能。
テクノサービス ●原則7日前までに、派遣先担当者へ有給消化希望を報告。

●派遣先へ報告後、テクノサービス事務センターへ連絡。

有給制度に関しては、1年以内に再就労が決まると、未使用の有給を消化できる権利が与えられるパソナがもっとも充実してると言えるでしょう。
それ以外の要素は、基本的に派遣会社ごとに大きな違いはありません。

なお、私もヒューマンリソシアでかつて貯めてしまった有給の消化を申請したときのことを記事にしています。
興味のある方は、下記をご覧ください。

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スキルアップ研修や施設について

大手の派遣会社は、さまざまな研修講座やPCの自主トレーニングができる施設などを完備しています。
派遣会社に登録すると、無料で利用可能な研修情報を、下記にまとめたので、ご確認ください。

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給料の支払いについて

大手優良派遣全10社の給料制度
テンプスタッフ 月末〆の翌月15日月一回払い。給与明細はインターネット上で確認可能。
パソナ 月末〆の翌月15日月一回払い。
リクルートスタッフィング 月末〆の翌月15日月一回払い。
マンパワーグループ 毎月15日〆・月末〆の翌月15日月一回払い。就業条件により日給制をとる場合がアリ
セントメディア 月末〆の翌月20日一回払い。1回の就業実績につき最大5,000円、月最大15万円まで前払い制度の利用可能。
スタッフサービス 月末〆の翌月25日月一回払い。
ヒューマンリソシア 月末〆の翌月15日月一回払い。
アデコ 不明
ランスタッド 派遣先によって異なる
テクノサービス 毎月25日月一回払い。給料日前に働いた分の一部を受け取れるお財布応援制度があります。

大手派遣会社の給料支払い日は15日が多く、給与明細はWeb上のマイページから確認できる環境が多いです。

「マンパワーグループ」や「アデコ」「ランスタッド」などは、派遣先の環境によって柔軟に給料の支払い日が変わるようです。

「セントメディア」「テクノサービス」の2社は、給料の前払い制度が利用可能です。

正社員型派遣(常用型派遣)制度について

2019年現在、すでに派遣の3年ルールが適用されたことで、資本力のある大手派遣会社では、派遣スタッフと無期雇用契約を結び、派遣先で働く正社員型派遣の募集を始めています。

正社員型派遣の各大手派遣会社の募集状況や、基礎知識などについては、下記の記事にまとめています。

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無期雇用で働ける?常用型派遣のしくみと募集状況について

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5位.ランスタッド
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6位.マンパワーグループ
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7位.テクノサービス
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