派遣顔合わせ・職場見学とは?面接との違いや流れについて解説します
「派遣顔合わせって面接と何が違うの?」
「いつも採用されない!どうすればいい?」
「顔合わせ後にやっぱり断りたくなった!」
派遣の顔合わせや職場見学については、情報がなかなかオープンにされていないことから、様々な悩みや問題に直面しますよね。
本記事では、派遣の顔合わせや職場見学とはどういったものか?の解説から、事前面接の実態や、顔合わせ当日の流れ、採用されるコツなどをお伝えします。
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派遣の顔合わせ、職場見学とは?
「顔合わせ」とは、結婚するときに両家がごあいさつをするときに使われる用語ですが、派遣の顔合わせは、派遣登録スタッフ、派遣”元”会社の営業マン、派遣”先”企業の担当者、計3人が集まるときに使う派遣用語です。
注意
もし、派遣登録スタッフを複数引き連れて職場見学や派遣顔合わせを行えば派遣法違反行為に当たります。
(そもそも、派遣顔合わせは面接とは違い、派遣登録スタッフを選考することは違法行為であり、派遣先企業は人員を選考する権限はないのです。)
筆者も過去に数名と一緒に派遣先へ連れていかれそうになりましたが、はっきりとお断りして問題ありません。
たとえば、派遣先が2人採用を希望していて、派遣元会社が5人の登録スタッフを引き連れて「ここからどうぞ選んでください!」などといったことはできないんですね。
派遣顔合わせの場においても、両家の顔合わせと同様に、和やかなムードになるのがほとんどですが、中には企業面接バリに緊張感が出ることもあるので、実に様々なケースが想定されます。
派遣の顔合わせがスタートすると、以下の流れで進みます。
- 派遣元営業マンから、派遣先担当者へ派遣スタッフ(あなた)の職務経歴やスキル、保有資格などをお話する
- 派遣先担当者から、派遣スタッフ(あなた)へいくつか質問をする
- 派遣スタッフ(あなた)から派遣先担当者へ、質問(あれば)をする
- 顔合わせ終了
- 翌日以降、採用通知が来れば就業決定!
顔合わせの案件によっては、事前または事後に職場見学を実施することもあるので、数時間の長丁場になることも。
集合場所は、派遣会社内のブースもあれば、どこかの喫茶店などもあります。
また、最近ではコロナ過によりオンラインによるWeb派遣顔合わせを実施する企業が増えているようです。
オンラインの派遣顔合わせ(職場見学)なら、移動時間がなく交通費がかからない点や、画面共有しながら業務説明を受けられるメリットがありますね。
顔合わせと企業面接との違い
「企業面接とどう違うの?」と疑問が浮かぶと思いますが、派遣先企業は、派遣会社を経由して人材採用を行うとき、以下のルール規制がかかります。
- 事前面接の禁止
- 履歴書を提出させる
- 派遣社員を指名する
「事前面接の禁止」とは、通常企業が実施している採用面接は、派遣先企業がやってはダメですよという意味ですね。
また、派遣先から派遣社員へ履歴書の提出を指示することや、派遣会社に在籍する社員を指名して採用することも禁じられています。
ポイント
ただし、派遣先の顔合わせは、「職場見学」の名目で、本人(派遣スタッフ)の意思で派遣先へ訪問することは、派遣法違反には該当しません。
また、履歴書や職務経歴書の提出についても、本人の希望により提出する分には問題ありません。
派遣法においても、以下の条文によって事前面接は禁じられています。
労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。
引用元:派遣労働法第26条
厚生労働省からも、派遣先企業へ以下の通達がなされています。
派遣先が派遣労働者を指名することはもちろん、派遣就業の開始前に派遣先が面接を行うこと(いわゆる「事前面接」)、派遣先が履歴書を送付させることなどは原則禁止されています。
引用元:厚生労働省資料
派遣の顔合わせは、「派遣社員へ業務の指示や命令は派遣”先”の担当者が行うけど、あくまでも派遣社員の雇用主は派遣”元”ですよ」という関係性を知らしめる意味合いもあります。
こうしたルールがある背景には、二重派遣の問題が関連しています。
二重派遣とは?
なぜ、派遣の顔合わせ制度が生まれたかというと、派遣業界で根強い社会問題になっている、二重派遣(または多重派遣)といわれる犯罪抑止です。
二重派遣とは、派遣会社経由で確保した人材を、派遣先企業がさらに下請けや取引先企業へ派遣することです。
就業条件明示書(※派遣で働くときに交わす契約書)に記載されている勤務場所と違いますし、業務内容や出退勤時間なども、派遣先の都合のいいように変えられてしまうことから、とくに業務過多なIT業界において大きな社会問題になっています。
紹介予定派遣制度の場合、派遣顔合わせとは異なり、事前面接や書類選考は合法です。
顔合わせ・職場見学の説明リストと禁止質問リスト
派遣の顔合わせ・職場見学の場で、派遣先が説明すべきとされる項目と、質問を禁止された項目は、以下の通りです。
派遣先の説明リスト
- 業務内容
- 業務に必要なスキル
- 職場環境
- 就業規則
- 社員数・組織構成等
- 一日の流れ、出退勤手続き
- 残業の有無
- 社内方針
- 福利厚生
派遣先の禁止質問リスト
- 本籍・住所・住居環境
- 氏名・年齢
- 家族に関する情報
- 学歴
- 職歴
- 既婚・未婚の確認
- 今後の結婚や出産予定
- 宗教・信条
- 尊敬する人物
- 支持政党・加入団体
- 国籍
出典:
https://www.jassa.or.jp/admin/info/upload_image/050801jizenmensetsu.pdf
派遣顔合わせ・職場見学の実態は事前面接アリ
ここまで、顔合わせについての解説と、通常の企業面接との違いについてご説明しました。
次に、派遣の顔合わせ・職場見学の場で、派遣先から説明を受ける項目と、派遣先が禁止されている質問についても、説明しました。
しかし、派遣の採用事情の実態は、顔合わせや職場見学と称した事前面接が横行しています。
これを裏付ける証拠となる資料を検索していると、以下のことが分かりました。
アデコから日産へ6年近くスタッフを派遣
原告の女性はアデコに登録し、2003年10月から日産本社で働いていた。契約更新を繰り返し、09年5月末で契約が打ち切られた。
女性は、日産に労働者派遣法違反があったとして、正社員としての地位を認めるよう東京地裁に裁判を起こした。判決は、複数の派遣法違反があったことは認めたが、正社員になりたいという女性の訴え自体は退けた。
なんと、最大手のアデコが日産へ6年近く女性派遣スタッフを就業させていたことで、裁判を起こしたものの、正社員採用が認められなかった判決が下されています。
法律で禁止されていても取り締まれない以上、変わらないです。
いっそのこと面接解禁した上でのルール決めをした方が健全では無いかとさえ感じます。
事前面接を受けた派遣スタッフは60%以上
NPO法人派遣労働ネットワークが2013年に行った、537名を対象に行ったアンケート調査によると、「事前面接があった」と回答したのが全体の61%に上っています。
派遣顔合わせの流れと派遣歴5年の私が提案する採用されるコツ
派遣の顔合わせといえば、まず気になるのが採用率ですが、派遣営業マンから事前の情報収集をしっかりやっていれば、限りなく100%に近づけることは可能です。
しかし、派遣先があまり採用意欲がなかったり、派遣営業マンが採用条件をきちんとヒアリングしないまま、顔合わせに進んでしまうと、時間をムダにしてしまいます。
ここでは、派遣顔合わせ全体の流れ、採用されるコツについてまとめた情報をシェアします。
①顔合わせの段取りは派遣営業マンが行う
派遣元営業マンから、派遣登録スタッフであるあなたへ顔合わせの打診があった場合は、すでに、派遣先担当者と電話などでやりとりしていることがほとんどです。
派遣先とのやり取りとは、たとえば「体力のある男性従業員が欲しい」とか「30代半ばでビジネスマナーがちゃんとした人」など、派遣先からヒアリングした人物像を元に、派遣元営業マンは、自社派遣登録スタッフの中で選考をかけて、再度派遣先担当者へ提案をします。
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ここで重要なことは、派遣元営業マンは、派遣先から採用条件を細かくヒアリングしていることです。
つまり、派遣営業マンと電話などで話をすれば、顔合わせの採用確率はある程度事前に予測ができるわけですね。
先方の採用意欲を派遣営業マンから聞き出す
派遣営業マンの話を聞いてみて、「自分には合わなそうだな」と思うなら、顔合わせに時間と手間をとるのはまったくの無駄です。
また、自分の希望条件に全然合わない案件を無理やり提案してくる営業マンなら、他社の派遣会社へ移るのをオススメします。
派遣元担当者へ、業務内容の詳細を聞いても説明できないようなら、その先へ進むのはかなりリスキーですね。
その派遣元営業マンとの付き合いを避けるべきです。
「先方企業様の求める、人物像はどのような条件でしょうか?」
私は、顔合わせ前にはこんな風にストレートに聞くようにしています。
派遣の顔合わせは、なぜ私が選ばれたのか?の答えが明確であり、派遣先の採用意欲が高いことが一番重要です。
派遣元営業マンと納得いくまで話し合い、決意ができたらエントリーしましょう。
私の顔合わせ体験談
ハリキッて顔合わせに挑んでみたら、派遣先が大して乗り気でなかった…私も、かつてスタッフサービスの顔合わせでこんな経験をしました(´;ω;`)
時間の無駄ですから、派遣の顔合わせは基本、採用ありきで参加することが大切です。
他にも、私は派遣先で未経験から事務職をスタートして、わずか9日間でクビになった経験があります。
派遣元営業マンは、「ともかく、人手が足りなくて困ってるのは間違いないですよ。受けてみては?」と提案してくれましたが、いざ働いてみると、派遣先の社長は明らかに事務経験のない私を毛嫌いしていて、疎外感がハンパなかったですね。
顔合わせから採用が決定するまでの期間を聞いておく
「もし、顔合わせ後に採用に至った場合、わかる時期はいつ頃になりそうでしょうか?」
採用が決まる時期を確認しておくことも大切です。
採用が決まるまでの期間が長い、あるいははっきりしない場合、派遣先は派遣社員の選考に時間を掛けている可能性が高いです。
「派遣先による面接選考は禁止では?」と疑問に感じると思いますが、実際は、複数の派遣会社に人材を依頼して、選考しているケースも珍しくありません。
派遣元営業マンは、紹介者であるあなたが採用されないと収益が発生しないので、派遣先の選考状況を聞くと、結構教えてくれるものです(^ ^)。
私の経験上だと、「他の競合はどれくらいいるのですか?」と探りを入れると、他の派遣会社からエントリーしている人の性別や年齢まで教えてもらえたことがあります。
「派遣の顔合わせから採用までどれくらいかかるのか?」については、派遣先の都合次第で決まるため、このくらいという基準がありません。
私の経験で言うと、最短で即日採用もあれば、最長で1週間待った話を聞いたこともあります。
②派遣元営業マンと事前に打ち合わせ
派遣顔合わせの実施が決まると、派遣元営業マンと以下の打ち合わせをします。
- 派遣先へ提出するスキルーシートの内容確認
- 派遣先の採用基準の再確認
- 顔合わせの場所や日時の確認
- 顔合わせ当日に必要な持ち物や服装の確認
- (職場見学がある場合)に必要な持ち物や服装の確認
「1.」のスキルシートについては、派遣登録のときに作成する「履歴書」や「職務経歴書」にあたる書類です。
派遣先は、あなたのスキルシートを見ることで、採用基準を満たしているかどうかを判断しています。
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派遣先へスキルシートを提出するのは、派遣元営業マンが代行してくれるのですが、「このスキルシートの内容で、派遣先へ提示しますがよろしいでしょうか?」と確認するわけですね。
なお、個人情報保護の観点から、顔写真は伏せた状態で送られます。
職場見学に関しては、顔合わせの前後にセットで行うケースが多いので、服装や持ち物などについて、詳細を確認しておきましょう。
ポイント
派遣顔合わせ当日の服装に関しては、ベストはスーツです。
ただ、リクルートスーツでは新卒っぽい頼りない印象を与えてしまうため、一般的なビジネススーツを着用しましょう。
派遣顔合わせの服装に関しては、何を着るかよりも、清潔感を出せるかどうかがポイントです。
ロングヘアの方は後ろで結び、寝ぐせでボサボサした髪型にならないよう、整髪料で整えてください。
女性は派手な化粧を避けて、ナチュラルメイクで向かいましょう。
服装は、黒やグレーといったシックな色や、無地や極力目立たない柄を選んだ方が無難です。
派手な色のコーディネートや、露出度の高い服、ジーパンなどのラフなものは控えてください。
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派遣顔合わせの場所や日時は、基本的にクライアントである派遣先の都合で決まるため、どこかの飲食店で待ち合わせするなどのケースもあります。
当日に遅刻することがないよう、場所や日時の確認は必須です。
派遣顔合わせの服装に関しては、派遣登録の来社面談のときとは違い、スーツで行くのが一般的です。
ただ、たとえばアパレル業界のショップ店員などのお仕事の場合、ファッションセンスを見たい理由から私服指定されることもあるため、ケースバイケースです。
ポイント
派遣元営業マンとの事前打ち合わせのポイントは、「派遣先があなたの経歴やスキル、保有資格のどこに関心があるのか?」を情報共有することです。
派遣先からどんな質問が来るのか?は、派遣元営業マンに聞くとアドバイスがもらえますよ。
たとえば、OA事務の派遣顔合わせに臨む場合、「基本的なPCスキルが必要」とよく言われますが、以下のようにもっと掘り下げて確認をしてください。
- PCスキルはブラインドタッチのスキルが必要か?
- ワードは文書の作成はもちろん、表や画像の挿入ができるスキルが必要か?
- エクセルは関数やマクロ、印刷ができるスキルが必要か?
細部までしっかり質問をして、情報を得ることで、ようやく派遣顔合わせで採用されるイメージが出来上がってくるでしょう。
顔合わせ当日は、打ち合わせの情報をまとめたメモを持参していくと、さらに安心ですね。
③顔合わせ当日の流れ
派遣顔合わせ当日は、主に以下の流れで進行します。
- 派遣元営業マンと事前に合流する
- 待ち合わせ場所で派遣先担当者と対面
- 簡単な自己紹介・顔合わせスタート
- 派遣元営業マンからスキルシートをもとにプレゼン
- 派遣先担当者からあなたへ質問
- あなたから派遣先担当者へ質問
- 顔合わせ終了。当日または翌日以降に合否が決定
派遣元営業マンと事前打ち合わせをしてから、状況が変わることもあるでしょうし、話した内容を一部忘れていたら大変なので、顔合わせ直前に大事なポイントだけ再確認すると良いです。
顔合わせの時間の15分から30分ほど前に、派遣先の会社の近くで待ち合わせする事になります。
駅の改札前や、目立つカフェの前などが多いようです。そのまま一緒に派遣先へ行く事もありますが、その前に、営業さんと打ち合わせをする事もあります。
集合時間が顔合わせの30分以上前なら、確実に打ち合わせアリと考えて良いと思われます。
派遣顔合わせ当日は、初めての方はとくに緊張すると思いますが、派遣元営業マンと事前に打ち合わせしておけば自分の伝えるべきポイントが明確になりリラックスできます。
顔合わせが始まると、まず派遣元営業マンが事前に提出したスキルシートをもとに、あなたの情報を派遣先担当者へプレゼンをします。
通常の企業面接なら、自己紹介や志望動機、自己PRや長所短所など、すべて自分がしゃべらなければいけませんが、派遣の顔合わせはその心配はいりません。
通常の転職面接であれば、上記の用意は必要ですが、派遣顔合わせの場合、派遣元営業マンと相談しておけば質問されることも想定した上で望むことができます。
派遣顔合わせに関する他サイトやブログをみると、自己紹介から職歴の説明、志望動機など例文を掲載して自分から話すみたいな説明をしている記事をたまに見かけますが、私の経験上、職歴以外の説明は基本的に派遣元営業マンにお任せして大丈夫です。
(ただ、「初めまして。〇〇(※自分の氏名)と申します。本日はよろしくお願いいたします。」と社会人としてフツウのあいさつはもちろん自分でしてください。)
派遣元営業マンのプレゼンが終わると、派遣先担当者からスキルシートをもとに、質問が来るので、回答する形で顔合わせが進行していきます。
企業面接の場合、質疑応答の形式ですが、派遣顔合わせは、こちらからも質問をしながら、情報の共有をしていく感じですね。
しかし、自己紹介やこれまでの職歴、前職の退職理由など、不安要素は多いですよね。
関連記事を下記に掲載したので、ぜひご確認ください。
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なお、派遣顔合わせにかかる時間は案件によって違いますが、私の経験で言うと、どんなに長くても30分~1時間ほどで終了します。
もし、次の派遣顔合わせや企業面接等の用事がある場合、余裕をもって2時間くらいにみておけば良いでしょう。
④顔合わせから採用通知がくるまで
私のこれまでの派遣顔合わせは、当日または翌日に採用通知がくることが多かったですが、派遣先企業によっては、一週間以上返事をしないところもあるようです。
クライアントである派遣先へは、派遣元営業マンも強く言えないため、待つしかありません。
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しかし、採用がいつ決まるか分からない状態で待っていると、お仕事に就けるのがどんどん遅れてしまいます。
複数の派遣会社に登録をしておいて、複数の案件にエントリーしながら、同時進行でスケジューリングをしていくのがおすすめです。
派遣先の担当者が変わった方でない限りは、この3要素は万人受けしやすい要素です。
これは必ず押さえておきましょう。
顔合わせで採用される確率
派遣の顔合わせ・職場見学後、派遣スタッフがどれほど希望しても、派遣元会社からの承諾がないと、採用決定には至りません。
もちろん、派遣スタッフに働く意思がない場合も、同様です。
しかし、私の経験から見ても、職場見学に連れていっている時点で、派遣元会社はあなたを派遣する前提でいることがほとんどです。
派遣の顔合わせが企業面接と違うのは、事前にある程度の採用確率が分かっているところです。
多くの派遣スタッフが、顔合わせ当日のことばかりを気にしますが、前述したように、事前準備でほぼ合否が決まると思ってください。
派遣の顔合わせは、優秀なスタッフが採用されやすく、スキルや社会人経験が乏しければ不採用になるわけではないということですね。
派遣顔合わせで不採用となった場合に、派遣会社に聞けば理由を教えてもらえますが、聞いたところで次に生かせるとも思えませんし、そもそも派遣先から本当の不採用理由を聞かされたのかどうかも分からないので、私としてはおすすめできません。
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不採用になった理由探しは極力しないように!
これまで述べてきたように、派遣顔合わせの合否は、自分の希望条件にマッチした案件かどうかで結果が変わるだけなので、不採用が続いたとしても、その原因ばかり考えない方が良いです。
派遣顔合わせで不採用となった理由など、
- 40代で中高年齢層なのがダメだったの?
- 社会人経験が少ないから落ちた?
- 顔合わせのとき、何か失敗したのかも…
こんな風に、いくらでも思いつくでしょうが、それらは自分の思い込みや予測に過ぎないわけですから、気にしたり心配しても意味のないことなんですよ。
というのも、「年齢が高かった」「男性(あるいは女性)が良かった」「未婚の方が良かった」等、本来、理由としてはいけない回答が多かったりするからです。
派遣会社としては当たりさわりの無い「他決」のような回答でごまかすことが多く、その議論をしても皆さんの時間が勿体ないだけです。
残念ながらNGだった場合は、気持ちを切り替えて新しい案件にトライすることがよりベターな選択です。
派遣顔合わせをした後、就業を断ってもOK?
断るのは可能です!しかし・・・
一般的には(多分)、派遣先企業と派遣会社、そして派遣スタッフとの顔合わせが終了後、派遣会社の担当者から派遣スタッフへ就業の意思確認が行われます。
これは、派遣先企業の担当者のいないところで(席を外して別室へ移動するなど)行われます。ここで、はっきりと「ここでは働きたくない」という意思があればその場で断れば良いのですが、多くの人の場合なかなかすぐに決められないでしょう。
そのような時は相手(派遣先企業や派遣会社)に遠慮せず、素直に自分の胸の内を話すようにしましょう。顔合わせはお見合いの様なもので、どんなに一方が思い焦がれていても、相手にその気がなければ成就しません。これは、通常の面接と同様です。
ですので、忘れてはいけないのが僕ら派遣スタッフがこうして悩んでいると同時に、派遣先企業の担当者も採用か否かの決定権があるということです。
派遣先企業がもし、あなたを採用することに前向きであれば「数日考えさせて下さい」などの申し入れも聞いてくれるでしょう。
しかし、あなた以外のライバル( =応募者)がいて選考していた場合、返事を先延ばしにすることはリスクがあるかもしれません。
また、他の応募案件があってどちらにしようか決められない…といったパターンもあるでしょう。
派遣で働く際には、複数の案件へ同時にエントリーすることは認められています。
しかし、これも相手との駆け引きなどがからんでくるので、一概に正解はありません。
上述したように派遣先があなたを採用することに意欲があるようなら、返事の先延ばしも受け入れてくれるかもしれませんし、その逆もあるでしょう。
この辺は、最終最後の決断は自分でするしかありません。自分の人生ですからね(^ ^)。
【まとめ】派遣顔合わせで採用を勝ち取るコツは3つ
- 派遣顔合わせ前に、派遣元営業マンから採用される条件を細かく聞く
- 一案件だけにこだわらず、複数社にエントリーをして同時進行で進める
- 3~4社の派遣会社に登録して、求人紹介をたくさん受ける
派遣顔合わせで採用されるには、私の経験から言っても複数の案件にエントリーすることが大事だと感じています。
派遣で働き始めたころは、中小のローカル派遣会社を利用していたので、あまりお仕事探しが捗りませんでしたが、全国展開している大手の優良派遣会社に登録してみると、求人の紹介数が明らかにアップしました。
複数の派遣会社に登録することに不安感や抵抗を感じる方は、以下の関連記事もご覧ください。
営業マンは事前に話の流れを展開してくれますので、その流れに乗ってしまえば筋書き通りに進んでいくことでしょう。
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パソナは、月刊ビジネス主催の派遣スタッフ満足度調査で、「所属している派遣会社を友人に勧めたい」7回連続で1位を受賞した実績があります。
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