HSPは、通勤時間のストレスや会社勤めの様々な問題から、フリーランスを目指そうと考える人は多いです。
しかし、(筆者もフリーランスですが、)HSPがこれまで仕事が続かないことから「会社ではもう働けない!」「在宅勤務がしたい」などと後ろ向きな理由からフリーランスを目指すのは推奨できません。
本記事では、HSPがフリーランスに向いていない理由を解説します。
HSPの中には、人間関係の悩みや自己肯定感の低さから転職を繰
HSPが働きやすい職種や業種については、下記の記事をご参照く
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HSPにフリーランスが向かない理由
不安定な環境になる
フリーランスになったときに、真っ先に考えるべきなのが不安定な環境になることです。
「不安定」と聞くと、収入を思い浮かべる人が多いと思いますが、それ以上に大変なのがココロの不安との闘いです。
正直、収入だけでいえば、どこかでアルバイトするなり、がむしゃらにやればなんとかなりますが、心の問題は深刻です。
たとえば、
- いくら営業しても仕事が受注できない
- 仕事がない毎日を過ごす
- 自己肯定感の低いHSPはますます落ち込む
- 最悪の結末を考えるようになる
このように、HSPは物事を深く捉えがちなので、うつ病やパニック障害といった精神疾患を発症する可能性もあります。
また、フリーランスとなれば、会社の後ろ盾が無くなるため、自身の営業力で仕事を取ってくるバイタリティも必要となります。
会社勤めは、通勤のストレスや上司との確執など、色々な問題が起こります。
しかし、会社では多くの人との繋がりを得られるのは大きなメリットであり、フリーランスとなればこの繋がりが断ち切られるわけです。
人は、孤独になったときに頼る人がいないとすぐに病んでしまうんですよね。
HSPだから安易にフリーランスだ!と考えてしまうのは早計です。
自己管理(セルフプロデュース)が難しい
フリーランスとなれば、起床時間や始業時間、休憩時間といった自己管理はすべて自分のさじ加減となります。
青天井で働くこともできますが、自分一人で目標を掲げてずっと頑張れる人というのは、ほんの一握りです。
人は、苦しいとサボってしまったり、友人の誘いを優先してしまったりと、ラクな方へ転がる動物なので、自分をコントロールする強い精神力が必要になります。
逆に、仕事がなくて売上がない状態が長く続けば、「もっと頑張らなきゃ」と無理をして、結局は身体を壊してしまうのも良く聞く話ですよね。
また、お金遣いの荒い人は、毎月安定した給与が保証されないフリーランスになったら、ますます不安定な生活となるため、注意してください。
働き過ぎて体や心を壊してしまう
前述したように、フリーランスは自身を管理してくれる会社がないので、自分次第でどこまでも働くことができます。
そして、自分を管理する上司もいないため、フリーで働くことへの不安感からつい無理をし過ぎてしまい、身体や心の病気になってしまうかもしれません。
クライアントから受注した仕事はなおさらで、無理な納期で引き受けてしまいハードスケジュールをこなしてしまうのも、マジメなHSPにありがちな問題です。
保険や税金の知識が必要になる
フリーランスとして得た収入に関しては、毎年2~3月に行われる確定申告で申請しなければいけません。
会社員であれば、年末調整や確定申告はすべて事務員が代行してくれるため、フリーランスになって初めて保険や税金について知ったという人は珍しくないでしょう。
フリーランス(自営業)向けに、確定申告の申請方法をサポートしてくれる商工会等の機関はありますが、税理士などにお金を払わない限り代わりにやってくれる人はいません。
確定申告は、慣れてしまえば難しいことはありませんが、ある程度は勉強するための期間・時間を確保しておいた方が良いでしょう。
仲間ができない、孤独になる
フリーランスの中には、友人はいても事業仲間はおらず、孤独を感じる人は意外に多いです。
一言でフリーランスといっても、お店を出して商売をする人もいれば、自宅でアクセサリをネット販売する等、事業形態は人それぞれ違います。
よって、自分と同じまたは似た境遇の仲間を見つけるというのは意外に難しく、孤独感に苛まれることが多いのです。
仮に同業者と繋がれたとしても、フリーランス同士は言ってみればライバルでもあるため、本当の意味で信頼関係を築くというのはなかなか大変です。
フリーランスに向いているHSPとは?特徴を解説
ここまで、HSPはフリーランスに不向きな理由を解説してきました。
しかし、上記の理由に当てはまらないHSPであれば、フリーランスとして成功できる可能性は高いでしょう。
ここからは、フリーランスに向いているHSPの特徴について解説します。
在宅勤務を希望しているタイプ
在宅勤務(またはリモートワーク)で自分のペースで働きたい人は、フリーランスに向いています。
しかも、在宅勤務であれば通勤移動のストレスから解放されますし、効率良くお仕事をこなしていけば、会社員よりもプライベートな時間を確保することも可能です。
リモートワークができる業態であれば、たまに気分転換でカフェやホテルの一室で仕事に集中することもできますよね。
会社に出社後、オフィスでたくさんの仕事を一気に振られるといったトラウマがあるHSPにとって、在宅勤務が好き・得意というのは大きなアドバンテージと言えます。
一人で仕事を完結したいタイプ
人間関係が苦手で、孤独に強く、自分が中心となって仕事を完結させたいHSPは、フリーランスに適性があります。
ただ、どのような業種であっても、一人でやれることに限界はきます。
自分の手に余る部分は外注依頼したり、仕事のペースを緩めたりといった調整は求められるでしょう。
また、人は一生死ぬまで健康体で生活できる保障はありません。
自分が仕事ができなくなったとき、パートナーに頼る、初期の段階で休養できる資金を作っておく、あるいは保険加入を検討する等、最悪の事態を想定して事前に手を打っておくことも大切です。
静かな職場環境を希望するタイプ
HSPは五感による刺激に敏感なので、騒々しいオフィスや高圧的な上司がいるなど、職場環境によっては実力を出せずに悩む人は多いですよね。
前述した在宅勤務やリモートワークが可能なフリーランスとなれば、自宅の静かな環境で仕事にどっぷり集中できるようになります。
ただ、たとえば子育て中であれば、在宅勤務で仕事に集中するのはかなりハードルが高いため、自分にとって理想の仕事環境は何か?をはっきりさせておきましょう。
【まとめ】フリーランスになるなら前向きな動機が必要
そもそも、フリーランスという人種は、自分がやりたいことがあって実現するために成るものです。
ですので、HSPだからとか、会社の不満から逃げ出したいとか、後ろ向きな理由でフリーランスになれば100%失敗します。
「別にやりたいことがあるわけではない」という人であれば、無理にフリーランスを目指さず、まずはHSPに向いている仕事は何か?を先に考えてみてください。
また、当サイトでは、フリーランスと派遣はとても相性が良いことをお伝えしています。
人材派遣とは、派遣元会社と雇用契約を結び、有期雇用契約で派遣先企業で働くスタイルです。
たとえば、フリーランスとしてあまり活動できない時期が決まってる人などは、一時的に派遣社員として働いて収入を得るといったやり方もアリです。
派遣は有期雇用契約ですから、契約更新日に退職しようと思えばできますし、自分の希望条件にマッチした求人へエントリーすることができます。
正直に言って、フリーランスになった人全員が成功するわけではありません。
もしダメになったとき、とりあえずの収入源として人材派遣会社を利用することをおすすめします。
おすすめの派遣登録先については、当サイトが厳選した優良派遣会社をご参照ください。
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